田町駅の東口をまっすぐ進んだ場所にある
もっとも都心に近い島、芝浦アイランド。
その中に“シニア向けマンション”があるのをご存知ですか?
老人ホームとは違うホスピタリティ&エンターテイメントに満ちあふれた、暮らしの空間です。
(“プラテシア 芝浦アイランド”パンフレットより抜粋)
ワンフロアのすべてが共用施設にあてられ、館内にはゆとりと高級感があふれ、さらにロビーにはコンシェルジュが24時間常駐・・「欲しかったのは、こういう暮らし!」がここにあります。
(“プラテシア 芝浦アイランド”広告より抜粋)
ひとつ上のシニアレジデンス
(“プラテシア”WEBサイトより抜粋)
つまり、老人ホームの進化系?
なんかすごそう!!ということで、読者を(勝手に)代表して取材に伺いました。
エントランスでコンシェルジュの方にご挨拶、そしてエレベーターで上層階にある「プラテシア」へ。ちなみに下層階は系列介護付有料老人ホーム「グッドタイム リビング」です。
ここホテル!?
と見まがうほど、ゆとりある上品さがただよう空間。
どこも清潔感にあふれていて、毎日丁寧にお掃除されているのがわかります。
プラテシア 芝浦アイランド コンシェルジュ 梶原さん
梶原さん「こんにちは〜」
ふわーー
梶原さんの笑顔と優しく透き通った声に癒される〜・・例えるなら世界名作劇場のヒロイン声。
田町新聞「こちらは老人ホームではないんですね?」
梶原さん「基本はお元気なアクティブシニア向けの賃貸住宅です。介護を必要とされたときは併設の介護付有料老人ホームへ移り住むこともできます」
田町新聞「なるほどなるほど、ちなみにシニアって何歳からですか?」
梶原さん「60歳以上になっています」
田町新聞「面接とかあったりします?」
梶原さん「面接というか入居相談員とのお話で、資金面やお体の状態によってこちらでの生活が難しい場合だとお断りすることもあります」
田町新聞「逆に元気すぎる方は無理、ということはないですか?」
梶原さん「いや、それは・・(笑)60歳以上であれば大丈夫です」
つまり60歳以上の方々が芝浦でシティライフを満喫するためのマンションということですね!
みなさんのお部屋は、ユニバーサルデザインが採用されたプライベート空間。
一定時間動きがないと反応する生活サイクルセンサーとか、緊急時のためにナースコールのような呼出ボタンが設置されているそう。
プライベートを尊重しつつさりげなく見守ってくれる安心感はいいですねぇ。
あと、こちらのマンションは共用施設が特徴的なんですよね。
いったいどんな空間なんですか、梶原さん!
梶原さん「ではご案内しますね〜」
マシンでしっかりトレーニングできるフィットネスルーム。ヨガや体操のクラスが人気。
ホテルみたいにキレイなパウダールーム。ロッカーとタオルも毎日無料で使い放題。
明るくて清潔感あふれるスパエリア。大きな浴槽にシャワーゾーン、ミスト付き低温サウナもあり。
お風呂あがりはゆったりとした空間でテレビを見たりマッサージチェアでくつろいだり。
いつも予約でいっぱいのビューティーサロンと、
ボディケアルーム。
「女性も男性もみなさんすごくおしゃれなんです!」と、梶原さん談。
懐かしい名画だったり、最近のハリウッド系映画も上映しているシアタールーム。カラオケも楽しめるそう。
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜これ相当贅沢っすね・・すごい(うっとり)」って勝手に編集長くつろいでるし。
みなさんが自然と集まる広々としたラウンジ。
フリードリンクで、PCや新聞や雑誌があってライブラリーも兼ねています。
ご家族や友人が宿泊できる、ホテルの一室みたいなファミリールーム(予約制・有料)
これで、やっと共用エリアの半分くらい・・
広ーーーい!
他にパーティールーム、アトリエ、麻雀ができるプレイルームなどがあって、アクティブシニア向けだというのに出かけなくても十分楽しめちゃう。
あんまり外には出かけないのかな?と思ったら、海外旅行に行く方が多く、ドロミテとかモンゴルで山登りしたり、ヘリから趣味のカメラで空撮したりというアクティブすぎる方々も・・!
田町新聞なんてまだまだヒヨッコだ、と思い知らされました。
大人っぽくていい雰囲気のメインバー。
夜の芝浦運河を背景にして〜ロックグラスの氷をカランカランして〜・・と思ったら、お酒を飲む方は銀座や六本木などに出かけてしまうようです。やっぱりアクティブだな~
朝昼夜と健康的な日替わりメニュー2種類&アラカルトが注文できるレストラン。
田町新聞「ヘルシーだけど、普通に美味しそう。鯛と甘海老のお造りとか、鴨南蛮そばと昆布のおにぎりとか、えびピラフと生ハムサラダとポトフとか、毎日食べに来たい・・え、期間限定で牛フィレ肉の網焼き!?生ウニの炊き込みご飯!?・・もう料亭ですね」
梶原さん「あと月に2回イベント食というのがあって、ウナギをさばいて炭火で焼いたり、マグロの解体ショーをしたり・・」
田町新聞「えーーーーすごいっ!それは専門の方が来るんですか?」
梶原さん「料理長がやってます」
田町新聞「ひょえーー・・なんでもできる料理長、すごいな。どんな料理長なのか気になるんですけど」
というわけで、
なんでもできる料理長登場!!
若い頃から料亭で修行していたため「どちらかというと和食ベースで、洋食はわたしなりにいろいろアレンジしてお出ししています」という料理長。
田町新聞「あっピアノ・・ここでは生演奏を聞きながらお食事できるんですか?」
梶原さん「そうですね、プロの方をお招きして演奏していただくこともあります。あと入居者の方にオペラ歌手の方とつながりがある方がいらして、ピアニストとオペラ歌手の方が来て、ということもありました。」
田町新聞「えーと・・・・・」
非日常すぎて田町新聞の想像限界超えました。
わーっ!きゃ〜!と大きな歓声や笑い声が聞こえてくるビリヤードルーム
こちらの教室は何人かのスタッフで持ち回りでやってます、というコンシェルジュの山本さん。
「真ん中をしっかり撃ちぬくという作業が必要」
「手加減をしてやるよりもしっかりと力を出し切ったほうが軌道が安定するんです」
など本格的なアドバイスも。
「ふだんはこんなに丁寧に教えてくれないですよ、取材だから(全員笑)」
「うそうそ(笑)」
なんて冗談も出たりして、教室は笑いであたたまりまくり。
ほんと優しくてあったか〜い雰囲気。いいなぁ。
いつも笑い声がたえない教室はマンション内でも話題になっているそう。
みなさんに入居された理由を聞いたところ、
「家内の具合が良くなかったもので癒やしのために犬を飼ってて、その条件と都心で探していたんです。
それでとりあえず電話してみたらここは印象がすごくよかった。
わたし品川の生まれでね、昔芝浦っていうと倉庫街で、あまり人が住むイメージがなかった。
でも紹介されてきてみたら全っ然変わっていたんですね」
たしかに芝浦はどんどん開発されていて、これからも変化が楽しめそう。
「以前のマンションは親しい良い方がたくさんいて、便利な場所だったけど、介護のシステムが変わってしまって・・甥が一度あることは二度あるから絶対危ないというのであちこち探してきてここを見つけてくれたの。
部屋を出て5分でお医者さまのところにいけるなんてなかなかないですから、わたしは完全に満足しております。
以前のマンションは食堂もまずくて・・そのマンションのお友達から「食堂がまずかったけど、もっとまずくなったのよ(笑)久しぶりだから行かない?」といわれて、ご一緒に食堂にいって「あら今日もまずいわね」と言って(笑)
ここの食堂はとても美味しいですよ」
まずいのも楽しんじゃうって、懐の深さ感じます(笑)あ、もちろん美味しい方がいいですよね。
「自宅で老々介護をやってたものですからここを子どもたちが見つけてくれました。主人は病院へ直行になっちゃって・・ひとりで寂しいんですが、こうやってみなさまに引っ張っていただいて、このばぁばが楽しくお仲間に入れていただいています。
ここにいると私も安心ですがこどもたちもとても安心なのね。素敵な助っ人がいるんだから。
なんていうのかしら・・理想的な子離れじゃないかしら」
なるほど・・お互いに安心できたら子離れってカンタンなのかも。
「実は去年の春に家内が亡くなったんですよ、病気で2年位寝てて・・。
それでこどもたちとどうするかって話になってあちこち探しだしたわけです。
ここは同じ経営で下の階に老人ホームがありますし、安心してここに越してきたんです。
あと、わたしは写真をやってて、よく神代植物公園とか行ったり仙川でカワセミを撮ったりしてたんですよ。ここにもものすごくたくさん野鳥がいるんですよ」
芝浦で撮影したカワセミなどの美しい野鳥やお花の写真は館内に展示されるほどの腕前。
住民の方にも「えっ、ほんとにこんなにいるの?」と驚かれるそう。
「入居してまだ2ヶ月ちょっと、ここでいちばんの新米です(笑)
ここは経営母体がオリックスさんなので安心。良心的だし、田町駅にも近いから出かけるのに便利。会社の仲間とか友達と会ったり、ウクレレもやっているのでその練習に行ったりしています。
ビリヤードを毎週木曜日にやっていますが、男女分かれて戦って勝ったり負けたりです。
プレー中は真剣ですが、大笑いしながらやっておりそんな雰囲気が楽しくて好きです。
本気で戦うんだけど負けてもそんなふうに笑えちゃうの、かっこいいなぁ。
いつになったらその域に達せるのか教えてほしい〜。
「地元では適当なところが見つからなくて、こどもたちと見学に来て決めました。ここは羽田空港からも便が良いですし、品川や東京駅なども近いので、家族が来やすい便利なところなんです。
東京は学生の頃住んでいまして、まぁ、60何年前の話ですけど、新宿などは焼け跡だらけだったんですけど・・電車の乗り換えでよく通っておりました」
街に歴史あり、
そして人にも歴史あり、、
みなさん穏やかな笑顔でさらっと話してくれたのですが、その優しさに田町新聞は胸がいっぱいになってしまいました。
人生いろいろだけどアクティブに、ポジティブに、毎日を楽しくしている。
もっとお話を聞きたい・・けど、ここで取材終了。
今年は田町新聞ももっと人(新聞)として進化したい!
「だからはやく原稿書いてよ」という編集長の言葉をかわさず、アクティブに受け止めていきたいと思います。
引き続き田町新聞をよろしくお願いいたします!