近年、再開発がすごいことになっている田町周辺。
三田駅直結・田町駅から徒歩2分という好立地に2025年8月29日、またまた大きなビルが完成(竣工)しました!

その名も「ミタマチテラス」。

地下鉄の三田駅と地下でつながっていて、雨に濡れずに移動できるのも魅力。

今回はその共同事業者である中央日本土地建物株式会社の菱沼さん(左)とUR都市機構の菊池さん(右)にお話を伺いました。
「ミタマチテラス」という名前は、“三田”と“田町”を合わせた「ミタマチ」に、「テラス」を組み合わせた造語。“テラス”のような憩いの場となるように、またこのエリアを明るく“照らす”存在になるように、という意味が込められているそう。

実際、1Fと2Fのエントランスには大きなガラスから光が差し込み、緑も多く配置されていて、名前のとおり明るいテラスのような雰囲気。

館内に入ってすぐ目を引くのは、高さ9.5メートルもの巨大サイネージ。四季や天気などと連動して映像が変わるので、訪れるたびに違う表情を楽しめます。さらに壁面のかなり広いスペースが植物で覆われていて(しかもその多くが本物!)、インパクト大。やっぱり植物があると心地良いですよね〜。

また、外構部には座れるスペースも多く、通りがかりにふらっと立ち寄っても、気持ちよく過ごせる空間になっています。
ちなみにこの場所、以前は春日ビルという名前のビルでしたが、その名前の由来、ご存知でしたか?菱沼さんによると戦後すぐの1949年、元皇族の閑院宮春仁王(かんいんのみや・はるひとおう)がこの地で「春日倉庫」を営んだことが始まりだそう。
その後、1966年 に春日ビルが竣工。地下3階から10階建のビルとして店舗、事務所、UR賃貸住宅があり、長く親しまれていましたが、耐震の問題から建て替え検討が始まり、2021年に解体に着手。2023年に着工し、今年ついにミタマチテラスが竣工しました。
建物は地下3階・地上20階建。上層階はオフィスで3・4階にはワーカー向けラウンジや大小さまざまな会議室があります。

こちらは4階にある同ビルテナント利用者向けのラウンジ。

広々としていて席の種類も色々あって、打ち合わせや気分転換によさそう。

個室もたくさんあります。

4階には中央日本土地建物が運営するオープンイノベーションオフィス「SENQ田町」も入居。

こちらは最大90名が入れる会議室。3階は誰でも予約できるので(有料)、近隣企業の方もイベントやセミナー、勉強会などで使えそうです。

予約は専用サイトから。利用状況は館内のサイネージで確認できます。さすが最新のオフィス。
1・2階はまちに開かれたフロア。2026年4月に子育て支援施設が開園予定のほか、カフェやサラダバーなど、3つの店舗が来年以降にオープンする予定だそう。

「都市再生特別地区(田町駅東口地区)都市計画(素案)」などによると、このミタマチテラスと芝浦側がつながり、田町駅に新たな改札ができるという話も。まだ計画段階なので今後どうなるかはわかりませんが、そうなればさらに便利になりそう。いずれにしろ、田町の新たな拠点として、これからどんな風にまちに根づいていくのか、楽しみです!
ミタマチテラス
住所:港区芝5-34-2