これまでのあらすじ(→詳しくはこちら)
前回、グルメ編集長が激烈感動したというチーズを求めて、イタリアンレストラン「ラ・ジョコンダ」に乗り込んだ田町新聞。その美味しすぎるチーズに大満足で取材終了!かと思ったら・・
マルコさん
「これ1個食べて」
さらにグルメなコースがスタ~ト!!
はじめは、ムジェッロエリアの家庭料理というフォカッチャ・・ん?パンじゃないんですね。クラッカーみたいで軽いからさくさく食べちゃいますね~。
続いてチーズの盛り合わせが登場。
全て北イタリアで高山放牧された乳牛のミルクを原料として作られたものばかり!
カチョッタ・ピウメッタ
カマンベールよりも脂肪分が少なくあっさり
アジアゴ・フレスコ
おなじみのチーズに近いかも
カチョッタ・トリュフ
贅沢なトリュフの風味
パン・ディ・カーチョ
焼いても美味しい燻製タイプ
カチョッタ・ペペロンチーノ
唐辛子のピリ辛がビールにぴったり
グラナ・パダーノ
ミルクのやさしい甘みが広がるイタリアの家庭では定番のチーズ
そのまま食べたり、イタリア人はよくハチミツやジャムをかけて食べるそう。
特徴的なのにどれも食べやすいかも・・
ここでへたな感想なんて言ったらニセグルメだとばれてしまう!と勝手におびえ、孤独のグルメ風に心の中で「これこれ!」「そういうのもあるのか」なんつって黙々と食べていたところ・・
フランコさん
「ブォーノ?」
田町新聞
「・・ボーノ?あっ美味しいって意味だっけ?ボーノボーノ!」
フランコさん
「・・・」
田町新聞
「ヴオォ~ノ」
フランコさん
「・・・」
いや、発音の問題じゃなかったようです。
田町新聞
「あっこれ好き!!『グラナ・パダーノ』?うまみがぎゅっと詰まっててどんどん美味しくなる・・なんだかパルミジャーノ・・?みたい・・?(言葉の端々に自信のなさが表れる田町新聞)」
シンドウさん
「パルミジャーノ・レッジャーノの兄弟です。お口の中をフレッシュにクリーニングするともいわれています。大きな『グラナ・パダーノ』の中で仕上げるリゾットも美味しいですよ」
うわー!これ!?これにリゾット入れちゃうの!?
めっちゃテンション上がる~!!
・・あれ、厨房にいるのはキム兄?
シンドウさん
「彼はトスカーナで修行してきたシェフの小林です」
シェフの小林さん
「モッツァレラのお料理なら、『コッコリ』というトスカーナの地方料理がおすすめです。小さい子のほっぺのことをかわいい言い方でコッコリというんですよ」
シンドウさん
「わたしコッコリ大好きなんです!他であまり見かけないし、たぶん流行りますよ(笑)」
シェフの小林さん
「あと『ミニトマトと水牛モッツァレラのピッツァ』もおすすめです。パリパリした生地にモッツァレラがとろ~っととろけて、ハーブの香りと焼けたミニトマトの甘さがアクセントになって、最高ですよ」
とろけるモッツァレラ~!
キム兄、いやコバ兄なら絶対美味しいもん作るに決まってるわぁ。
マルコさん
「これは生パスタの『ラグー・デ・ラ・マンマ』!ま、ほんとはノンナ。
おばあちゃん(ノンナ)が娘に教えて娘がおばあちゃんになったらまた娘に教えるということ」
田町新聞
「おふくろの味ってことですね!(ぱくっ)・・あっボロネーゼみたい」
マルコさん
「違います。ボローニャでは豚の脂身も全部まるごと使うので脂っぽいけど、フィレンツェでは豚の脂身を取ってから素材を厳選して作っているのでヘルシーです」
そういわれると・・確かに脂ぎってないし、丁寧に作られた優しい味がする~!
フランコさん
「オイシイデスカ?」
田町新聞
「オイシイデース!」
我々の本気が伝わったのか、めっちゃ嬉しそうなフランコさん。
シンドウさん
「フランコは家庭的なサービスを豪快に振る舞って、みんなを楽しませるのが大好きなんです」
ここで、なぜか卵の白身と黄味が登場。
※ロッキーがトレーニング前に一気飲みするスタミナドリンクではありません。
そして真剣な表情で白身をかきまぜ始めるマルコさん。
シャカシャカシャカ・・
田町新聞
「どっどうしたんですか!?マルコさん!」
マルコさん
「生パスタを作るとき普通は全卵を使いますね。うちでは白身だけです。これは健康にいい、からだにいい、味優しい」
「もっと濃いのがいい!」という方には全卵でも作ってくれるそう。基本はヘルシーだけど、柔軟に対応してくれるのは嬉しいですねぇ。
シャカシャカシャカシャカシャカ・・
いつまでもいつまでもかきまぜ続けるマルコさん。
・・かなり泡立ってますけど!!
その謎の行動を見守って数分後、、マルコさんはぷくぷくと泡立った卵白を披露してくれました。
田町新聞
「???」
マルコさん
「卵白だけ」
えええ!!!
それを伝えるためだけにメレンゲ状になるまでかきまぜてた!?それもスプーン1本で!?
すっかり度肝を抜かれた田町新聞。
マルコさんのおちゃめなサービス精神、計り知れません。。
マルコさん
「あ!『ジョコンダ』の意味わかります!?」
田町新聞
「わからないです」
マルコさん
「だ~か~ら~(爆)」
めっちゃ嬉しそうなマルコさん。なぜに大爆笑??
シンドウさん
「イタリア人は『モナリザ』のことを『ジョコンダ』っていうんです」
へーーーーー!!
だから店内にモナリザ・・いやジョコンダがあったのね。
実はこちらのお店、元々は西麻布にあったイタリア料理の有名店『ダヴィンチ』だったのです。その後、レオナルド・ダヴィンチの世界的に有名な作品である『ジョコンダ』に女性を表す定冠詞『ラ』をつけて、『ラ・ジョコンダ』という名前に変更したとのこと。
そもそもダヴィンチだったことも知りませんでした。。
あっ「だ~か~ら~」ってこと!?
よ~し一緒に笑っちゃおう!
あははははー!
ここで看板メニュー登場!
フィレンツェスタイルの・・
Tボーンステーキ~!!
マルコさん
「ビステッカ・フィオレンティーナ!」
リピーターが続出しているというTボーンステーキ・・絶対美味しいに決まっているじゃないですか!!
田町新聞
「!!!」
想像を超える美味しさで言葉が出ない田町新聞。
炭火焼きで表面はこんがり香ばしく、中はたたきのような柔らかいレア。シンプルな味付けでお肉のうまみダイレクト!すごい満足感~!
最後にフィレンツェの代表的なドルチェ『ズコット』と、コーヒーのスペシャリストというスタッフが入れてくれた美味しいカプチーノで、お腹も心もすっかり満たされました。
じゃあ、みなさんの集合写真撮るから集まって~!
そこのサインがいっぱいある壁の前がいいかな・・
田町新聞
「あ、このサインはスーパーGTのロニー・クインタレッリ選手ですよね!似顔絵もあるし・・よく来店してる?ていうか友達?」
マルコさん
「はい。家族も友達です」
・・と語ってくれたのはこれだけだったので、グーグル先生を問い詰めたところ東北の震災支援でマルコさんとロニー選手がボランティア活動してる!
しかもマルコさん、イタリア共和国から勲章を授与されてるじゃないですか!
震災直後いちはやく陸前高田を訪問し「ITALIANS FOR TOHOKU」を立ち上げ支援を始めたことが高く評価され、受章されたそうです。マルコさんは今も継続的な支援を続けていて、先月もラ・ジョコンダによるランチサービスを提供されてます。
田町新聞
「そういえば、何気にイケメン多くないですか?」
シンドウさん
「はい!うちはオモしろイケメン揃いです(笑)」
前回、YOUさん(のモノマネをする編集長)が言ってた「イケメン多くね?」ってのは本当だった!!
オモしろイケメンはオモしろイケメンを呼ぶのか、、てかシンドウさんオモしろイケメンって何!?
ラ・ジョコンダは本場のトスカーナ料理を美味しくリーズナブルに楽しめちゃう、ちょっと穴場なレストラン。
感動のモッツァレラをつまみつつワイン飲み放題プランで盛り上がったり、Tボーンステーキの肉会!なんてのもいいですね~。
おひとりさまだってサービス精神旺盛なスタッフが大歓迎してくれますよ!
はじめて来店ナビ
1)来店したら…
スタッフが「ボンジョルノ~」と元気に席を案内してくれます。
(「チャオ」または「ボンジョルノ」と返してくれても嬉しいとのこと)
2)ご注文は…
ランチはイタリアらしいにぎやかな雰囲気で、ディナーは照明を落としてしっとりした雰囲気なので柔らかい接客で、お客様から呼ばれる前に伺うようにしていますとのこと。
3)お会計は…
伝票はお店で預かっているため、ランチはそのままレジに向かえばOK。
ディナーは基本的にはテーブルチェックだけど、レジでもOK。接待やデートなどではお会計する方だけにこっそり伝票をお渡しするなど空気を呼んで柔軟に対応してくれるそう。
〒108-0073 東京都港区三田2丁目10−2 三田耀ビル
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Trattoria Toscana La Gioconda
(トラットリア トスカーナ ラ・ジョコンダ)
東京都港区三田2-10-2三田燿ビル1F
03-6435-4127
昼 11:30~15:00(L.O.14:30)
夜 18:00~23:00(L.O.22:30)
日曜日はお休み
→ラ・ジョコンダHP
→ラ・ジョコンダFacebook
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