今年の4月、慶応仲通り商店街のちょっと古めの建物の二階に「純喫茶もくもく」というお店がオープンしていたのをご存知ですか?
実はこちら「対馬居酒屋 こんね」「BAR HANARE」など、田町で数々の飲食店を展開している 東京対馬商事さんが運営しているお店。
おしゃれなカフェが増えているなか、店名が表すとおり、あえて「純喫茶」しかも「全席喫煙可」を売りにしているのが大きな特徴です。入り口の階段には「インスタ映えしません」と書かれているなど、実際に中がどうなっているのかとても気になっていたので今回、取材に伺ってきました!
やや急な階段を上って扉を開けると・・・昔よく見かけていたピンクの公衆電話(通話はできません)や、ラジカセ、子供のころに我が家にもあったようなお盆、おばあちゃん家で麦茶を飲む時に使っていたようなグラスなど、懐かしいグッズに囲まれて、はじめて訪れたのに不思議となんだかホッとする空間です。
店内には懐かしの「ゲームテーブル」も。しかも、実際に100円を入れてプレイできます。中身は最新の仕様で3,000種類ものゲームから選べるそう。100円玉をテーブルの上に積み上げて、仕事の息抜きにコーヒーを飲みながらゲームを楽しむ。なんだか逆に新鮮ですね。
オープンが13時〜ということで、ランチ後にコーヒーを飲みながら一服、というお客さんもいれば、全席コンセントとWi-Fi完備のため、パソコンでお仕事をされる方なども。さらに口コミで広がっているのか、最近は若い方々の利用も多く、近隣の大学生がよくいらっしゃるそうです。
メニューもナポリタンやメロンクリームソーダなど、昭和の時代に喫茶店で注文していたようなフードやドリンクが中心で、当時を知る世代には「そうそう!これこれ!」と懐かしい気持ちに浸りながら楽しめること間違いなし。
私のオススメは自家製プリン。こちらはスタッフあゆみさんの手作りで、子どものころにお母さんと一緒に作っていたレシピを再現しているそう。これがまたほどよい固さ、そして素朴で懐かしい味なんです。数量限定なのでご注意を。
昨今、なにかと肩身の狭い思いをされているであろう愛煙家のみなさんには、とくにオススメな純喫茶。数少ない憩いの場として、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。時間を忘れてゆったりとくつろげること間違いなしですよ!