どうも、「オヤジとおじさんの違いはご存知ですか?」というCMに、正解がわからずモヤモヤしているおっさんの編集長です。
さて、話は変わりますがみなさん、「Tamachi Illumination Night(田町イルミネーションナイト)」ってご存知ですか?毎年、田町駅前(三田側)にある複数のビルがイルミネーションを点灯するのに合わせて、音楽やフードを楽しめるイベントを株式会社田町ビルさんが開催しています。
こちらが今年のポスター。
田町の冬の風物詩となりつつあるこのイベント。今年は11月19日(火)に行われます。実は田町新聞も毎年、微力ながらお手伝いをさせていただいておりまして
以前はこんな横断幕を作ったことも。
http://tamatch.com/171127shibaurahouse.html/
で、いつかスタッフ用にオリジナルのエプロンも作りたいなぁと思っていたところ(おっさんだってみんなとおそろいのコスチュームに憧れたっていいじゃない)、たまたまネットでこんな新製品を発見してしまいました。
小型デジタルスクリーン製版機「MiScreen a4(マイスクリーン エーフォー)」。
こちらは、シルクスクリーンの版を作るための製品。シルクスクリーンとは、スクリーンにメッシュ状の穴を空けて、その上からインクを通すことで印刷する方式で、紙や布、アクリル板や金属など、様々なものに印刷できます。
そして、MiScreen a4の大きな特徴は、卓上サイズと小型で、最大A4サイズの製版が簡単にできること。これまでは専用の業者に依頼したり、自分で作る場合はカッティングシートを切り抜いたりする必要がありましたが、MiScreen a4なら好きなときにすぐ製版して、オリジナルの印刷ができちゃうというわけ。
しかもこちら、どこの製品かといいますと、理想科学工業株式会社さん。最近は業務用カラープリンターなどで有名ですが、その昔「プリントゴッコ」でお世話になっていた方も多いハズ。編集長も毎年冬に使ってたなぁ〜。
実は理想科学工業さん、田町に本社があるのです。というか、Tamachi Illumination Nightが行われるペデストリアンデッキの目の前ですね。
MiScreen a4は、業務用に展開しているデジタルスクリーン製版機「GOCCOPRO」(ゴッコプロ)シリーズに比べて小型化、低価格化しているのですが、実売27万2,800円(税込)ほどするので、さすがに田町新聞には・・・ダメ元で体験させてもらえないかお願いしてみたところ、快くお引き受けくださいました。
製品ページにもあるように、MiScreen a4はワークショップや講座にぴったりなアイテムなので、実際に田町のコワーキングスペース「MORINAGA Village(森永ヴィレッジ)」さんで体験することに。
森永ヴィレッジさんの記事はこちら
http://tamatch.com/180711morinaga.html/
ステキな空間でワークショップ。それだけでテンション上がります。
なんと講師として理想科学工業の海老澤さん(左)と鶴田さん(右)も来てくださいました。「MiScreen a4で、スクリーン印刷の楽しさがひろがっていくとうれしいですね」と海老澤さん。
こちらが用意したエプロン。amazonで1枚1800円ほどでした。今回はここに田町イルミネーションナイトのロゴを刷ります。
インクで汚れないように、100均で購入したシートを机に敷いておきます
インクが定着するように、
ドライヤーと
アイロン、アイロン台、クッキングシートも持ち込みました。
早速作業スタート。
まずはフレームに両面テープを貼ってから剥離紙をはがし、
そこにスクリーンを貼り付けます。スクリーンにはオモテウラがあるので、つるつるしている方を下面に。
今回は原稿のサイズが小さかったため紙製フレーム(小)を使用。ちなみにスターターキットにはより丈夫なプラスチック製フレームが付属しています。
このスクリーンをピンと貼るのがとても重要とのことで、鶴田さんの厳しいチェックが入ります。編集長は「へい!」「かしこまりやした!」と丁稚奉公(でっちぼうこう)のように従うのみ。。
続いてはパソコンでプリントしたいデータを用意します。
専用のソフトを立ち上げたら、プリントしたい画像データを取り込んで配置するだけ。画像データはPDF、BMP、JPEG、PNGファイルのほか、PDF互換ファイルとして保存したAIファイルに対応しています。ちなみにソフトはMac OS用とWindows OS用があります。
サイズを調整したら、「イメージを転送」をクリックするだけ。動画が再生されるので、それに従って、製版の作業を行います。
向きを確認して、MiScreen a4に先ほど用意したフレームをセット。フレームにはガイド用の穴が空いているので位置合わせも簡単。
あとは上部のカバースイッチを押し下げるだけ。自動でフレームが上に進み、製版が開始されます。
「製版の途中で手を上げてしまうと、また最初からとなってしまい、スクリーンが無駄になってしまいます」とさらっと言いのける鶴田さん。普段誰からも注目されることのないおっさんに皆の視線が集り、大量のわき汗が・・・
製版が終わると自動で止まるので、カバースイッチから手を外しフレームを取り出します。
おお、無事に製版されている!ちょっと感動
いよいよエプロンが登場。製版済みのフレームを置いて位置を決めたら
印刷時にエプロンがずれないよう、台座となるプリント台にスプレーのりを吹きかけておき
ついに刷りますよ〜
台座の上にエプロン、その上に製版済みのフレームを置いて、
スクリーンの上部にインクを載せていきます。
鶴田さんいわく、横一列にたっぷり載せるのがポイントとのこと。
インクを載せたら、緊張の一瞬、スキージを引いて印刷します。
スーッと手前に引いていきます。
スキージを一旦置いて、フレームを真上に持ち上げて・・・
じゃ~ん!!あ、ロゴの右側がちょっとかすれちゃいましたね。まぁこれも味ということで 笑。
実はエプロンにボタンがあり、それがフレームと段差を生んでいました。できるだけ、段差がない素材がオススメです。また、今回は黒い生地に白インクを使用したのですが、白や薄い色の生地に濃い色のインクを載せるほうが発色良くきれいに印刷できるそうです!
あとはドライヤーで乾かして
アイロンをかければ作業完了!
「あまり力を入れずに」という鶴田さんのアドバイスに従って次もやってみると、
このようにきれいに印刷できました!
せっかくなので田町イルミネーションナイトの主催者である田町ビルのみなさんにもご参加いただき、
みんなで交代しながらエプロン作りを楽しむことに。
なんだか学生時代を思い出すな〜
うちのノグゾーンは安定の弱腰っぷりでかすれエプロンを量産してたけど・・・
あ、余談ですが作業をしていると、インクが思わぬところに!なんてトラブルがやはりあるのですが・・・水性インクを使用しているので、素早く水洗いすれば落とせます。
森永ヴィレッジさんのキッチンスペースには水道があるので助かりました。
みんなで印刷したエプロンはこちら。なかなか壮観ですね。
ぶっちゃけ、ただアイテムを作るだけなら業者さんに依頼すればきれいなものができると思いますが、今回のようにイベントで使うアイテムなどは、作る過程からメンバーみんなで行うことで、より一体感が生まれて目的に向かって進められるのではないでしょうか。
うん、田町新聞たまにはいいこと言った!!(自画自賛)
学生さんが学園祭用にオリジナルのTシャツを作る、企業の方々が展示会用にオリジナルのノベルティーを作るなど、用途は様々。田町界隈でコワーキングスペースなどを運営されているみなさん!MiScreen a4をぜひ導入してみてはいかがでしょうか?導入してくれないかな〜あると田町新聞も助かるな〜なんて。
ということで、11月19日(火)の田町イルミネーションナイトでは、こちらのエプロンを着用してスタッフ一同お待ちしております!お仕事、お買い物帰りなど、ぜひお気軽にお越しくださ〜い!