芝公園に「芝公園卓球場プラス」というユニークなレンタルスペースがあるのをご存知ですか?
さらにそのスペースで「小学生向け卓球体験会」が開催されているという情報をキャッチ。取材に伺ってきました!

お話を伺ったのは、卓球コーチのはだりささん。実ははださん、芝浦にあるギフトショップ「regalo」の立ち上げメンバーで、現店長でもあります。
なぜ田町で卓球教室?
「実は港区って卓球を気軽にはじめられる環境が少なくて。だったら自分でつくってしまおうと思って (笑)」とはださん。
きっかけは、自身が店長をつとめる「regalo」で、地域とつながるイベントをやっていこうという話が出たこと。また、子どもたちにとって“習い事の入り口”として卓球がもっと身近になれば…という思いもありました。
そんなときに出会ったのが、芝公園にあるレンタルスペース「芝公園卓球場プラス」。
「まだあまり知られていないかもしれないのですが、オーナーさんがとても熱心で。卓球台が2台あって、バンビ用卓球台(小学2年生以下の子供用)まで用意されているんです。何よりワンフロア貸し切りで手ごろな価格で利用できるのがありがたいです」
こうして、田町を拠点にしたキッズ卓球教室がスタートしました。レッスン時間は約1時間、参加費は2,000円(税込・会場代込)。

保護者の方は、レッスン中お子さんを預けて外出してOK。教室内にはソファがあるので、その場でゆっくり待つこともできます。安心して任せられる雰囲気も、この教室の魅力のひとつ。
そもそもはださんと卓球の関係は?
卓球歴はなんと小1から!
お父さんと近所のゲームセンターで遊んだのがきっかけで、そのまま地元・山梨のクラブチームに入会。
「末っ子で、いつも兄や姉のマネばかりだったんですけど、卓球は“自分からやりたい!”ってお父さんにお願いするくらいハマって」
その後も中学・高校と卓球部に所属し、東京体育女子短期大学でも卓球部で選手として活動。「当時はまだバックハンドを積極的に使う選手が少なかったので、そこが自分の強みでした」(はださん)。
社会人になってからは介護士として働いていましたが、ある時たまたまアマチュア向けの大会に参加した際に「卓球コーチを仕事としてやってみない?」と誘われて転職。卓球コーチの道へ進みました。

現在は「regalo」の店長をしながら、フリーランスの卓球コーチとしても活動するという“二刀流”っぷりです。
キッズ卓球教室の内容は?
現在、芝公園卓球場プラスで開催しているキッズ卓球教室は90分構成。もちろん、卓球がまったく初めての子でも参加OK。子どもたちのレベルに合わせて内容を調整しながら、卓球の楽しさをしっかりと味わえる構成になっています。

まず前半は、ラケットの握り方や立ち方といった基本動作を確認しながら、マンツーマンでのラリー練習を実施。子どもたちの「打ってみたい!」という気持ちを引き出しながら、自然に体を動かすところからスタートします。

後半は子どもたち同士でペアを組み、交代しながらラリー練習も。人数によっては簡単なゲーム形式も取り入れるそう。
実際にレッスンしている様子を見学したところ、「ナイスサーブ!」「今のいいね〜!」「あ〜惜しかったね!」と、はださんの声かけが絶えず、子どもたちが打つほどにどんどん笑顔になっていくのが印象的でした。
今後の展開は?
「田町や港区の子どもたちが“卓球=楽しい”って思えるようなシーンがもっと増えたらうれしいです」とはださん。現在は不定期で開催している教室ですが、今後は回数を増やしたり、イベントを行ったりすることも検討しています。

また、大人向けのレッスンも受付中。内容は、フォームの見直しや特定技術の強化、試合での戦い方のアドバイスなど多岐にわたります。「大会に出てみたい」「昔やっていた卓球を再開したい」といったニーズにも、技術的な課題に寄り添いながら指導しています。
情報発信にも力を入れていて、SNS(Instagram)は昨年スタートしたばかりにもかかわらず、フォロワーはなんと1.5万人超え!動画で卓球のテクニックも紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
はだりさ オフィシャルサイト