「日本人が住みたい国ランキング」で1位を何回も獲得したことがあるマレーシア。そんなマレーシアの料理をいただける「マレーシア屋台バル ちりばり三田店」が、2022年10月に慶應仲通りの裏手(移転前のカレーハウス林さんがあった場所)にオープンしました。
五反田・大井町に続く3店舗目。オーナーの有賀さんは以前マレーシアに滞在した際にマレーシア料理の魅力に惹かれ、お店をオープンしたそう。ちなみに五反田店はオープンから10年以上も地域に愛され続けている人気のお店です。
日本ではマレーシア料理店が他のエスニック料理店と比べて少ないため、マレーシア居住経験がある方が懐かしの味を求めて遠方から来店されたり、地方ではなかなか味わえない料理を食べたいと東京観光のついでに来店するお客様などもいるそう。
店名の”ちりばり”は、現地の言葉で「食べる唐辛子」という意味。マレーシアでは定番の調味料です。お店ではオリジナルの”ちりばり”を作っており、店内の全テーブルに設置しお客さんが自由に使えるようになっています。なかには”ちりばり”をつまみにお酒を嗜む”ちりばり”ファンの方もいるとか。
有賀さんによると、「東南アジア料理の中で一番美味しい」と称されることもあるマレーシア料理の魅力は、”バランスよくクセのない食べやすい味”。多民族国家のマレーシアは料理もバラエティ豊かで、主にマレー系、中華系、インド系の料理があります。極端に辛い・酸っぱい等のクセはなく、お肉やお米、麺を使った料理はどれも日本人が食べやすい味。日本人がマレーシアに移住する理由の一つが「料理が口に合う」ことだと言われているのも、納得です。
代表料理の一つは「ナシレマ」。お米(ナシ)をココナッツミルク(レマ)で炊き、揚げたナッツや小魚・フライドチキン等を混ぜて食べる料理で、日本の「おにぎり」のようにマレーシアの方々に欠かせない国民食です。実際にいただいたのですが、食べれば食べるほど、いろいろな味が混ざってとっても美味しくいただけました。テーブルにはちりばりのほかに、もやしなどがあって、自分好みにカスタマイズして楽しめるのも魅力です。
他にも「バクテー(豚肉を薬膳等と煮込んだスープ)」、「ラクサ(スープ麺)」、「鶏飯(鶏肉のゆで汁で炊いたご飯&鶏肉の料理)」と、魅力的な料理がたくさん!
80種類ほどもあるメニューは、スタッフの皆さんと一緒にオーナーが考案。メニューのなかには、マレーシアに居住・旅行経験があるお客さんから「あの料理を食べたい」とリクエストをもらって追加した料理も多数あるそう。日本では入手できない調味料や食材はマレーシアに買い付けに行かれたり、現地のお店の方に料理の作り方を教えてもらったり、本格的な味をお客様に提供したいというオーナーやスタッフの皆さんのこだわりを感じます。
三田店店長の三宅さん(写真左)とオーナーの有賀さん(写真右)。入り口は少し奥まっていますが、スタッフの皆さんの人柄もあり、お店は1人でも入りやすい雰囲気です。
「マレーシア料理が初めての方は、定番料理だけではなく、ぜひ聞いたことのない名前の料理を食べてほしい」と有賀さん。どの料理も極端なクセがなく食べやすいので、エスニック料理が好きな方はもちろん、新しいジャンルの料理を食べてみたい方にもオススメ。きっとあなたもマレーシア料理の魅力にハマるはず!?