こんにちは、田町新聞ライターの佐藤です。
最近、子どもの宿題を一緒に見たり解いたりする中で、今の小学生や中高生がどれだけ多くのことを学び、挑戦しているのか実感しています。私たちが子どものころにはなかった学びや活動が、日々進化しているのを目の当たりにすると、驚きとともに未来への期待が膨らみます。例えば、小学生が英語やプログラミングを学んだりなど。
そんな中、今回「中高生向け地域部活 三田企画部(11月)」の活動をお手伝いする機会を得ました。場所は三田図書館。皆さん、図書館と聞くとどんなイメージを持ちますか?
静かに本を読む場所?借りた本を持ち帰る場所?
実はそれだけではありません!
三田図書館は、地域のいろいろな世代や分野をつなぐ未来創造の拠点として、数々のイベントや講座を開催しています。
今回新たに始まったのが「三田企画部」。これは、中高生の「やりたい!」を形にする、地域とつながる新しい部活です。未来を担う若者たちが、自分のアイデアや視点を活かして活動する場。全5回で、港区在学・在住の中高生であれば誰でも無料で参加できます(→要事前申し込み)。
イベントの流れと子どもたちの挑戦
イベントの冒頭では、三田図書館の門館長が「図書館の想いに加えて、まずは楽しんでほしい」というメッセージを伝えました。
続いて、講師の渋谷さんが「世界や多様な人々とのつながり」をテーマに熱意を込めて話をされました。Creative Guildについての説明もあり、中高生にとって新たな視点が広がる時間でした。港区という地域はたくさんの可能性がありますね。
その後、「チェックイン」と呼ばれる自己紹介タイムがスタート。初めは緊張していた子どもたちも、次第に思いを声に出し、仲間たちとつながっていきました。
講師の渋谷さんは、「直感的に話してみることが大事」とアドバイス。直感の言葉を声に出すことで、自然とまとめる力が養われるそうです。
未来への問いとAIの活用
イベントの中心テーマは「100年後の未来」。
「どんな社会が残っていたらいい?」という問いに、子どもたちはじっくりと考え、発表していきました。
初めはなかなか言葉が出てきませんでしたが、対話をし、AIを活用すると、下記のような答えがでてきました。
• 便利さと自然との調和
• 自由な表現が可能な社会
• 調和と持続可能性
• 個々の自由と多様性の尊重
これらの未来像を語る子どもたちの姿に、頼もしさを感じました。
「やりたいこと」を語る時間
次に、「今やりたいこと」をテーマにしたセッションが行われました。制約を取り払った状態で、子どもたちが考えたアイデアは以下のようなものでした。
• 快適な生活環境の実現
• 異文化交流の促進
• 演劇やアートへの挑戦
• 多様な体験の探求
未来を描き、自分の可能性に挑戦しようとする姿勢、それがサポートできる環境があることは、まさに「地域連携型部活」の醍醐味を体現していました。
三田企画部の第一歩は、子どもたちが未来について真剣に考え、自分たちの力で道を切り開くきっかけを提供していました。この活動が続くことで、中高生が地域や世界に向けて一層の活躍を見せてくれるはず。三田図書館を訪れる際は、このような新しい取り組みにも注目してみてください。
ちなみに全5回の部活ですが、1回だけの参加もOK。興味を持った中高生の方はぜひ気軽にご参加ください!