突然ですがみなさん、みなとパーク芝浦にある
「港区立男女平等参画センター」
ってご存知ですか？（またの名を「リーブラ」）
なんとなく、あるのは知っているけれど、利用したことはない。という人も多いのではないでしょうか。田町新聞もそのひとり。
そもそもなんのためになるのか、自分も利用できるのか・・・
ということで、今回はあらためて取材に伺ってきました。
お話を伺ったのはマスコット・キャラクターの「りぶら」さん。ではもちろんありませんが、スタッフのみなさんはあくまでも裏方的な立場・・・ということで、今回はリブラさんにお話を伺うていで取材を進めます 笑
田町新聞
「リーブラはなんのための施設なんですか？」
りぶらさん
「港区の理念でもある、“すべてのひとが性別に関わりなく、自分らしく豊かに生きる社会を実現する”。その拠点となる施設です」
前身は1980年に設立された港区立婦人会館。23区のなかでもとくに歴史が長くて規模も大きいそう。
田町新聞
「う・・・正直なんだか難しそうに感じちゃうんですが・・・汗
具体的にどんなことをしているんですか？
りぶらさん
「決して難しくないので安心してください 笑
リーブラの取り組みには主に『講座』『交流』『図書』『相談』の4つがあります。
まず『講座』はリーブラ主催で年間約70本実施しているほか、助成している講座を合わせると年間約100本実施しています」
田町新聞
「そんなに実施しているんですね！そういえば、みなとパーク芝浦を通ると面白そうなイベントのポスターをよく見かける気がします。この間も「心が疲れたら… “肌と心に効く美容”」なんてのを見かけて気になっていました 笑」
りぶらさん
「はい、区内在住の方はもちろん、在勤や在学の方、テーマに関心のある方はどなたでもお気軽にご参加ください！
『交流』は団体の活動を支援する取り組みで、現在は170を超える団体にご登録いただいています」
登録団体はリーブラ内のさまざまな施設を利用できるのがポイント。
講座やセミナーなどに使われる学習室のほか
ヨガやダンスの練習などに使われる多目的室、
創作活動に便利そうな大きなシンクを備えた造形表現室、
複数のキッチンを備えた料理室まで備えています。
それだけでなく・・・
1階には
ステージや席が可動式で、イベントの発表などが行える大きなホール
さらには、庭付きの和室まで！・・・さすが港区
田町新聞
「ちなみに、団体で利用できる区の施設としては区民センターなどもあると思うんですが、それらとはなにが違うんですか？」
りぶらさん
「単に文化的な活動をしているのではなく、男女平等について推進しているというのが、ほかの施設と異なる登録の条件になります」
田町新聞
「なるほど、なるほど」
りぶらさん
「『図書』は男女平等参画やジェンダーに関わるものを取りそろえていて、1万7000冊を超える蔵書があります」
リーブラの入口付近にある2階の図書コーナーも明るくて広々した空間。机や椅子があって読書や調べものができるほか、AV視聴ブースやパソコン検索ブースも用意されています。
田町新聞
「こちらは図書館のように本を借りることができるんですか？」
りぶらさん
「はい、港区の図書館ネットワークの一員でもあるので、こちらにある本はもちろん、一般の小説や絵本、受験参考書など他の連携図書館にある本も予約してここで借りたり返したりできるんですよ」
田町新聞
「え！そうだったんですか！芝浦地区には図書館がないのでそれは便利かも」
りぶらさん
「『相談』はお電話や対面で対応しています。月〜土は資格を持った専門の相談員が待機しているほか、月に2回は弁護士による法律相談もあります」
田町新聞
「どんな内容を相談できるんでしょうか？」
りぶらさん
「さまざまな相談を受けているので悩んだらまずは気軽にご相談ください。お話を伺って必要に応じて専門機関におつなぎすることも可能です」
なお、リーブラでは年に1回大きなイベント「男女平等参画フェスタ inリーブラ」を実施。毎年著名な方による講演が行われるほか、先ほどの登録団体が主体となって行われるのもポイント。各団体による作品の展示・販売・体験や舞台発表、軽食の販売など一日楽しめるイベントになっています。
例年6月に開催していますが、コロナの影響で今年度（2021）はこの3月に実施予定！
もちろん入場は無料なので、リーブラを利用したことがないという方、どんな登録団体があるのか、どんな施設を利用できるのか気になった方。この機会にまずはイベントに参加してみてはいかがでしょうか？ちなみに3月5日、6日はみなとパーク芝浦フェスティバルも開催予定。とってもにぎやかな週末になりそうですよ！
