芝浦のグランパークは「タワー棟」「プラザ棟」「ハイツ棟」「商業店舗」からなる複合型施設。買い物や食事に利用したことがある、というご近所の方も多いのではないでしょうか。
東京工業大学附属科学技術高等学校の隣りにあるグランパーク。最も大きなこちらのタワー棟は35階建て。たくさんの企業が入居しています。
で、こちらのグランパーク。1996年10月にオープンして今年で
25年。つまり四半世紀を迎えたとのこと!
これはめでたい!何やら記念のイベントも行なわれるようなので、担当者の方にお話を伺ってきました。
グランパークのマネジメント業務全般を担うNTTアーバンバリューサポート株式会社の蟹澤さん
田町新聞
「25周年おめでとうございます!記念してイベントも開催されるとのことですが・・・」
蟹澤さん
「ありがとうございます!はい、コロナの影響もあり従来のようなカタチのイベントはなかなか難しいのですが、そういったなかでも例えばイラストを飾ってもらう、メッセージを書いてもらうなど、主催者が一方的に提供するだけではなく、地域の方々に参加してもらい
主体者にもなってもらう
イベントをいろいろと企画しました」
田町新聞
「あ〜それはいいですね。聞いただけでワクワクします」
蟹澤さん
「まず年内はタワー棟の1階、エントランスを入ってすぐ左のスペースで“グランパーク展”と“さんか展”を開催します」
ということで、ここからは各企画の具体的な内容をご紹介。
◾グランパーク展
竣工した25年前の写真や模型、50年以上前の田町付近の航空写真を展示してこれまでの歴史をたどるというもの。
正直、これだけ聞いたらちょっと地味じゃない?って思うかもしれません(いやちょっと思っちゃいました。ごめんなさい!)でも実際に行ってみると・・・
なんか見ちゃう。そして周りの人と話したくなっちゃう 笑
実際、ご近所の方がいらしていたんですが、昔の航空写真を見ながら「このあたりに学校があってねぇ・・・」「え〜そうだったんですか〜」「このあたりは昔○○でねぇ〜」「あ、これのことかな・・・」なんて、
見ず知らずの人同士で自然に会話が生まれていました
ちなみにこちらの方は、たまたま館内のATMを利用するのにこの展示に気づいて立ち寄ったそう。普段は通過するだけの場所で、交流が生まれているって
ステキやん・・・
蟹澤さんも「入居しているオフィスの方だけでなく、地域の方たちも立ち寄ってくれている」と嬉しそう。オフィスビルのロビーというと、どちらかというとガランとした殺風景な場所が多いですが、今回の展示はさまざまな可能性を感じさせてくれます。
グランパーク展ではさらに、
ドラマのポスターや役者さんのサインもずらっと展示。そう、ご存じの方も多いかもしれませんがグランパークは
撮影の聖地
とも言えるほどメジャーなスポット。東京タワーやレインボーブリッジなど都心の絶景が望める屋上のほか、広々としたエントランスホールや車寄せなどが、さまざまな撮影に使われています。
↓こんなにもたくさんのドラマや映画がここで撮影されているなんて!
しかも、「半沢直樹」「日本沈没ー希望のひとー」「マスカレード・ナイト」「コントが始まる」などなど、メジャーな作品も多く、地元民としては
誇らしい!!笑
あの作品の、あのシーンが、あの役者さんがここで!と想像するとさらに胸アツです。
◾さんか展
さらに、グランパーク展の奥で11月1日(月)から開催されるのがさんか展。こちらは誰でも参加できる、みんなで作り上げるミュージアム。
二科展ならぬ
さんか展。
誰でも“参加”できる
さんか展。
なんて絶妙なネーミングなの!!
NTTアーバンバリューサポートと一緒に今回のイベントを企画しているパッチワークスの唐品さんが名付け親。
「だじゃれ、オヤジギャクです 笑」
とのことですが、センスの良さに脱帽です。唐品さんは「面白がる会」で田町でもおなじみ。パッチワークスでは「ねぶくろシネマ」「いっぴんいち」などユニークな取り組みをたくさんされています。
なお、さんか展は約1年間に渡って開催され、3か月ごとに作品を入れ替える予定。現在は2021年11月1日(月) ~ 2022年1月25日(火)に展示する作品を募集中です。誰でも(田町在住・在勤などでなくても)、絵でも写真でもOKなので、ぜひ気軽に応募してみてはいかがでしょうか!(→応募はこちらから)
田町新聞も試しに飾らせてもらいました。(どれがとは言わない 笑)
こんな立派なスペース、オシャレなディスプレイで(しかも無料!)飾ってもらえる機会はなかなか無いですからね。とくにお子さんたちは思い出になること間違いなしでは!?
作品は3か月掲示できるのですが、その間は作者が自由に作品を差し替えOK!なのもさんか展のユニークなポイント。月によってイラストを変える、週ごとにイラストと写真を交互に掲載する、なんてことも可能です
マグネットでかんたんに付け外しができる仕組み。
なお、今回のグランパーク展とさんか展で使われている家型のかわいい什器は、ビニールハウスの骨組みを利用して作られたオリジナル。唐品さんによると「オフィスロビーの品格を保ちつつ、いわゆる展覧会のようにかっちりしすぎない、誰でも参加できる感じを狙った」そう。
また、期間中は荷札のようなタグが用意され、来場者がそれぞれの作品に応援メッセージを付けられるようになるとのこと。ここでも交流が生まれそうですね〜
◾メッセージボード
25周年を記念して、グランパークタワー1階とB1階にメッセージボードも設置されています。こちらは来場者が自由に書いたり見たりして楽しめるもの。
1階のメッセージボードは直接マーカーで記入するタイプ。ほかの人がどんなメッセージを書いたのか、読むのも楽しいですよね。なかには「なぜこれをここに書こうと思ったの!?」なんていうものも 笑
B1階のメッセージボードは紙にメッセージを書いて絵馬のように引っ掛けるタイプ。こちらは「高札場(こうさつば)」をイメージして作られています。いまも交差点や橋の名前として残っていますが、このあたりに江戸時代、札の辻と呼ばれる高札場があったことから着想されたもの。
昔は幕府が庶民に法度や掟書などを記した木の板を掲示していた地で、いまは地域の人達が自由に未来へのメッセージやビルへの想いなどを書いています。
なんだかロマンがあるな〜
先日、ピーコックストアが惜しまれつつ閉店したこともあり、既にメッセージがびっしりでした。
このほか、グランパークのマスコットキャラクターであるグランちゃんの誕生祭としてクーポンの配布が行われているほか、
毎年恒例のイルミネーションも25周年仕様にパワーアップ。コロナの状況次第ではありますが、ほかにも年間を通してさまざまな周年企画が登場する予定です。
ということで、25周年スペシャルサイトやLINE公式アカウントのチェックをお忘れなく!田町新聞でも引き続き、ウォッチしていきます!!(個人的にもイラストを描いてまた応募しよ〜っと・・・笑)
グランパーク
■ 住所:東京都港区芝浦3-4-1
■ 公式サイト:https://www.granpark.jp/
■ 25周年スペシャルサイト:https://www.granpark.jp/25th/