一人バーデビューにもぴったり?三田の古民家Barに行ってみた

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いつものように田町をぼけーーーっと歩いていると、こんな看板を見つけました。

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古民家Bar書斎

ネーミングだけで興味をそそりますね。
でも田町新聞、いい年してバーに一人で行ったことがありません。しかも、なんかおしゃれそうだし、中がどうなっているか全然わからないし・・・

う〜む。そんなときは取材(を口述に突入)だっ!

ということで、アポイントを取って後日改めて伺いました。

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恐る恐る扉を開けると・・・

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二階へ続く階段が。初めてでしかも一人で行くのはハードル高い気がします・・・

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階段を上がると手書きの案内板が。どうやらここで靴を脱ぎ、スリッパに履き替えるようです。バーでスリッパってなんか不思議な感じ。

さらに扉を開けると・・・

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おぉおおこんな感じか。バーというと勝手にカウンターだけのお店をイメージしていましたが、テーブル席もあり、店内は賑わっていました。

いらっしゃいませ〜

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爽やかな笑顔で迎えてくれたのが店長の井澤さん(バーテンダーらしいポーズで、という田町新聞の無理なお願いにも嫌な顔ひとつせず応えてくれました)

田町新聞
「早速ですが、お店の特徴を教えていただけますか」

井澤さん
「まず1つが座敷スペースがあるところですかね。スリッパも脱いでゆっくり過ごしていただけます」
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店舗を入って右側にある座敷スペース。こちらはスリッパも脱いで、座卓に座ります。

田町新聞
「確かに。古民家Barとはいえ、まさか座敷があるとは思いませんでした。そもそもバーについて私よくわかってないのですが、どんな種類があるんですか?」

井澤さん
「食事を提供している“ダイニングバー”やお酒と乾きもの中心の “ショットバー”、さらに本格的なバーテンダーが所属する重厚なイメージの“オーセンティックバー”などがあって、うちはショットバーの中のさらにコンセプトバーという位置付けですかね」

田町新聞
「なるほど、本を読みながらなど、カジュアルにお酒を楽しめるといった感じですね」

井澤さん
「そうですね、電源もあるのでお仕事をしながら、ゆったり飲まれている方も多いですよ」

田町新聞
「リラックスできそうだなぁ。あ、ショットバーということは食事はないんですね?」

井澤さん
「いや実は・・・」

田町新聞
あるんかい!

井澤さん
「当初はお酒と乾き物だけだったのですがお客さんからご飯も食べたいという要望が多くて・・・カレーを提供するようになりました」

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その名も書斎カレー。副店長が以前料理人をやっていたということで、味には定評あり。19時から提供開始なのですが、20時30分くらいには売り切れになっていることも多いとか。

井澤さん
「あと、チャージが500円と1,000円の2種類から選べて、いずれもお菓子がセルフサービスで食べ放題なのもこのお店の特徴です」
(編集部注:2019年6月からはすべて500円に統一)

田町新聞
「え〜面白い。1,000円のプレミアムチャージは高価なお菓子も選べるというわけですね」

井澤さん
「はい、海外のお菓子なんかも選べます」

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こちらが500円の通常チャージコーナー。ポテトチップスや柿の種が中心。

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こちらが1,000円のプレミアムチャージコーナー。個包装のお菓子が並びます。

田町新聞
ん、これは?
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内容は日によって変わりますが、取材時はこんなお菓子も。

井澤さん
「黒棒といって九州地方のお菓子です。お酒もそうなのですが、できるだけ日本各地のものを置くようにしています。地元のものがあるとどこかホッとするというか愛着が湧くというのがあると思うんですよね」

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地ビールも47都道府県各地のものを3種類ずつぐらい交代で置き、来るたびに新しい出会いを楽しめるようにしているそう。ちなみに取材時は茨城と埼玉、愛媛の地ビールがありました。(編集部注:書斎カレーは現在900円で提供されています)

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ちなみに茨城県の蔵元、木内酒造はとくに同店のイチオシで木内酒造が製造する常陸野ネストビールは常に提供しているほか、梅酒やウイスキーテイストのハーブ酒(リキュール)なども用意しているそう。

と、ここでオーナーの尾里さんが登場(今回は顔出しなしですが、優しそうで若干イケイケな雰囲気の男性です 笑)。

田町新聞
「そもそもなぜここでこういったバーを開こうと思ったのですか?」

尾里さん
「友人が関西で本を読みながらお酒を飲む書斎バーをやっていて、興味を持ったのがキッカケですかね。私は浜松町でナチュラルオーガニック系のセレクトショップを経営しているのですが、飲食もいつかやってみたいと思っていて」

田町新聞
「あーそうだったんですね、書斎バーというコンセプトは最初からきまっていたというわけですね」

尾里さん
「はい、私自身は元々あまり本を読む人間ではなかったのですが、友人や先輩方から本を読めと薦められて、それで働き方というか人生も変わったので」

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このお店には本棚があり、お酒を飲みながら読書を楽しめます。

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メニューにお店が薦める本の紹介があるのもユニークなポイント。とくにビジネスパーソンに学びや気付きがあると思う本をセレクトしているそうです。

尾里さん
「書斎バーを開くために色々と物件を探していてたまたま見つかったのがこの物件で、ぶっちゃけ“古民家”は後付ですね」

田町新聞
なんて正直な 笑

尾里さん
「実はスリッパに履き替えていただくのも、騒音対策なんですよ。古い建物なので、下に音が響くんですね。全部床を上げて、最初エアコンも取り付けられなくて。いやぁ、想定外の費用が色々かかりました」

田町新聞
「オープンまでのご苦労がしのばれます・・・
バーということでやはり気になるのはお酒なのですが、なにかこだわりはありますか?」

尾里さん
「私自身、バーに通いはじめて感動した経験がたくさんあって。例えば、モスコミュール一つでもお店によって全然味が違うんですね。チェーンの居酒屋さんなんかでも飲めるメニューですが、せっかくなら本物の味も知ってほしいと思って。なのでうちでは、“リッチカクテル”もご用意しています」

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通常のモスコミュールが700円なのに対し、リッチカクテルのモスコミュールは1,200円。

田町新聞
「飲んだら違いがわかりますか?」

尾里さん
「すぐに分かります 笑。常にリッチカクテルを選ぶ必要はないと思うのですが、違いを知っておくというのは大切なことかなと」

田町新聞
ダバダ~ダバダ~♪ うーん、これぞ大人の世界って感じですね。違いがわかる男になりたいぜ!」

尾里さん
「実は近所にバーがあって、リッチカクテルの一部はそちらのバーに教えていただいたものなんです」

田町新聞
「というと?」

尾里さん
「元々私はそのバーの常連なのですが、美味しかったのでレシピを聞いたら教えてくれて、うちのお店でも出していいかって聞いたら、いいですよって」

田町新聞
「レシピを聞いちゃう尾里さんもすごいですが、そのお店さんもなんと寛容な・・・」

オーナーがナチュラルオーガニック系のセレクトショップを経営していることもあり、プロテインの入ったお酒があるのもこのお店の大きな特徴。

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その名もビューティシリーズ(写真はビューティ・バナーヌ1,200円)。ソイプロテインにリキュールを使用。体にいいのか悪いのか正直よくわかりませんが、ホイップクリームも載せてスイーツ感覚で飲めちゃうお酒ということで、ぜひ一度お試しあれ。

ということで、座敷があったり、お菓子が食べ放題だったり、プロテインのお酒があったりと、話のネタには事欠かないこちらのバー。
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スタッフさんも皆さん気さくで、一人バーデビューにもぴったり。

あ、でも田町新聞のように

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靴下に穴が空いているともぞもぞ怪しい動きになっちゃうので、そこだけは事前に注意してくださいね〜(お見苦しい写真を申し訳ありません)

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カウンターでは本格的なバー気分もしっかり味わえます。仕事帰りなど、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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古民家Bar書斎
東京都港区芝5-2-10 2階
Web:https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13226890/

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