JR田町駅の芝浦口(東口)を出てすぐの場所にできた31階建ての巨大なビル「田町ステーションタワーS」。低層階の商業ゾーンはまだオープンしていない(2018年10月10日時点)のですが、上のオフィスフロアには、既に入居した企業さんがいるって知ってました?
JR田町駅からは屋根付きのペデストリアンデッキで直結(駅からの様子はこちら)
なかでも、7月にいち早く入居されたのが「マネーフォワード」さん。同名の家計簿アプリでみなさんもうご存知ですよね。近年は法人向け「MFクラウドシリーズ」や金融機関向けサービスなども展開しており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのベンチャー企業です。
「マネーフォワード」は銀行やクレジットカード、証券会社、FX、年金、果てはポイントまで、口座の利用履歴を自動でまとめてくれちゃう便利な家計簿アプリ。事前に登録しておくだけで日々のお金の流れを手軽に把握できるので、ずぼらな田町新聞も助かってます!
ということで、先日のスマートキャンプさんに続く会社見学第二弾!できたてホヤホヤ、マネーフォワードさんの新オフィスに伺ってまいりました!
「やぁ、田町新聞よく来たな」
さ、さすが最先端のIT企業・・・。田町新聞のゆるさもリサーチ済みのようです。こちらが今回案内してくれる同社の金井さん。ほんわかして見えるかもしれませんが、実はこの方、デザイン戦略室の室長で、バリバリ仕事をこなしちゃうすごい方
マネーフォワード 金井さん
「会社見学に行くぞー!」
田町新聞
「お・・・、おー!」
まだ若干の温度差を感じつつも、必死に着いていきます。
まずはエントランス。随所に木を使用していて、あたたかさを感じます。
田町新聞
「新しいオフィスをつくるうえでコンセプトのようなものはあったんですか?」
マネーフォワード 金井さん
「共に創り、実現していこうという思いを込めて、“Let’s make it !”というコンセプトを掲げました。私たちは昨年上場して、この新しいオフィスに移って来たんですが、まだまだ完成した会社ではない、みんなでもっと作っていかないといけないフェーズにある、といった思いがあって」
急に真顔になって金井さんが語りだします。室長は伊達じゃないぜ・・・。緩急を付けたトークに引き込まれます。
田町新聞
「なるほどなるほど、そういった思いをオフィスのデザインにも反映しているんですね」
マネーフォワード 金井さん
「はい、エントランスもあえて天井を抜いたり、ブロックを積みかけのように残したりして、作りかけの雰囲気を出しています」
田町新聞
「確かに!面白いなぁ。ちなみに正面にあるこの斜めの木は・・・」
マネーフォワード 金井さん
「私たちはお客さまの人生に寄り添うサービスを展開しているので、あたたかみやぬくもりを感じてほしいのと、これからも右肩上がりで成長していきたいという思いを込めています。実はこのデザインは前のオフィスから引き継いでいるんですが、さらにスケールが大きくなりました」
リビングのようなあたたかさ。すでにリラックスした先客が座っていました
受付はタブレットで。部署を選ぶと会社の内線につながって通話ができます
「すいません、入社したばかりで、担当者名をもう一度伺えますか・・・」なんてこともありましたが、これも会社が急拡大している証ということでご愛嬌。なんでも、2012年に高田馬場のマンションの一室で創業した際は6名だった同社、今では社員数が約300名にもなるというからその勢いのすごさが伺えます。ちなみに高田馬場→恵比寿→田町と移転していて、田町の中でも今回が3カ所目です(前回は反対側の森永プラザビルさんに入居)。
エントランスのすぐ隣りにある打ち合わせブース。もう完全におしゃれなカフェって感じ
エントランスの裏側にある打ち合わせスペース。こちらもインテリアのショールームみたい。ちなみに奥の壁には大きく会社のロゴが。雑誌のインタビューなど、写真撮影で使われることもバッチリ考えられています。田町新聞も取材のとき、背景どこにしよう!と結構困るんですよね。これはありがたいな〜
エントランスの左側には、主に社外の人々と打ち合わせを行うミーティングルームがずらり。
一般的な打ち合わせルームタイプから、こんなソファを使ったリラックスタイプまで、種類もさまざま
ミーティングルームの入口には部屋番号とイラストが
ひ、ひでよ!
お金にまつわるサービスを展開している同社らしく、日本の紙幣に描かれた人物の名前とイラストを付けているとのこと。
田町新聞
「昨日は諭吉でブレストだったんだけど、メンバーのコンセンサスが取れてなくて、ペンディングになった。一葉って今空いている?なんて会話が繰り広げられているわけですね」
マネーフォワード 金井さん
「うん、言わないね」
田町新聞
「ですよね〜・・・」
エントランスの奥に進むと、打ち合わせはもちろん、イベントなども行えるひっろーいスペースが。以前のオフィスでは執務スペースを通らなければイベントスペースに行けなかったのが、エントランスから直接行けるようになったそう。
今後、社内向けはもちろん、社外向けも積極的に活用していく予定だそうです。駅前でこんなにきれいで広いスペースがあると、いろんな使い方ができそうですね〜
そしてこちらのスペース、なんといっても魅力なのがその景色!あいにく取材当日は曇天だったのですが・・・
こんな風に東京湾やレインボーブリッジが眺められます
さらに奥にあるミートアップルーム。アメリカのIT企業のオフィスみたいだなぁ。採用のイベントやエンジニアの勉強会などに使われているとか
こちらは反対側から見たところ。ミートアップルームは2面ガラスの角部屋なので、さらに絶景。浮遊感を味わえます
ちょっと戻って先ほどのイベントスペースの隣には・・・
社員のみなさんが休憩できるリフレッシュエリアが。こちらも広い!
どれだけリラックスできるスペースかはソファで横になっている人を見れば一目瞭然。こんなことがゆるされるのも、意識が高い人々の集まりだから。田町新聞だったら気づいたら夜になっていますからね
もちろん、社内には自動販売機などもバッチリ完備。
普通の家庭ではお目にかかれないような、巨大な冷蔵庫もありました。
スタッフのみなさんが自由に使っているほか、イベントなどで使うための飲み物なども完備。
マネーフォワード 金井さん
「冷蔵庫の中までチェックされる取材ははじめてかも」
田町新聞
「ありがとうございます!」
マネーフォワード 金井さん
「いや、褒めてないです」
田町新聞
「あ、ちなみにとっても聞きづらいんですけど、私もマネーフォワードに登録してあるので、金井さんに貯金残高がバレてるんですかね・・・」
マネーフォワード 金井さん
「あーそれよく言われるんですけど。そんなことはまったくないですね。そもそも社内でもお客さまのデータにアクセスできる人間はほとんどいなくて、しかも、データはすべて暗号化され、さらに誰のものかわからない状態でそれぞれバラバラに扱われているんです。相当ハードなセキュリティになっているので安心してお使いください」
田町新聞
「いい歳して貯金が全然ないヤツが来た!と思われてないか内心ヒヤヒヤしていたので安心しました」
さて、ここまでオフィスを回って来ましたがみなさんお気づきでしょうか・・・そう、まだ肝心の執務エリアを見ていないんですよ!
一体どんだけ広いんだ!っていう
セキュリティーをかざして、いよいよ執務エリアに入ります。ドキドキ・・・
でーん!こちらが執務エリア。うん、広すぎて奥が見えない。
さきほどのリフレッシュエリアやミーティングルームだけでも十分すぎる気がしますが・・・
なんと、執務エリアの窓際もすべてフリーエリアになっています!社内のちょっとした打ち合わせや休憩に便利
靴を脱いでゴロンとできるスペースや
景色を眺めながらのカフェ風スペースなど、種類も豊富
ちなみに執務エリアの窓際にあるカラフルな柱は、移転前に社内のメンバーでペイントイベントを行って塗ったものだとか。
よく見るとムラがあったり、手形が付いていたりするのですが、ここも新オフィスのコンセプトLet’s make it !を表現し、あえて手作り感を残しているというわけ。確かに、完全にきれいにできあがったオフィスに入るより、愛着がわく気がします
また、執務エリアの中央にも打ち合わせスペースなどを完備。ここは家のカタチ。かわいいな〜
あえて席を真正面ではなく斜めに配置することで、圧迫感をなくしたという、面談や面接にぴったりの小部屋や
集中して作業したいときに、余計なものをシャットアウトして一人で籠もれる「MokuMokuブース」と呼ばれる部屋なども
とにかく社員のみなさんが自由に使えるスペースがバラエティに富んでいて、デザインもどれもおしゃれ。いや、もうこんなん見たら
自分のオフィスに帰りたくない・・・
まさかこんな身近にこんなステキなオフィスができていたのか、と驚愕したわけですが。これも田町が発展している証ということ。2020年には田町ステーションタワーNも完成予定ですし、ますます街が賑やかになっていきそうです。
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株式会社マネーフォワード
本社オフィス
東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
https://corp.moneyforward.com/
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