いやぁ、暑いですね。
まだ7月ですけど、最高気温が35℃以上ですって。この先どうなっちゃんですかね・・・
まぁでも、暑い暑い言ってても仕方ないですからね。暑くて良かったと思えることでも考えますか。そうゴクッとね、仕事帰りとかにね、“あれ”が待ってたら最高ですよね。報われた気がしますよね。
そう、冷えたビール!
そんでもってそのビールが
最近人気のクラフトビールで、
世界で数々の賞を受賞していて
しかも、ご近所の田町で飲めちゃったら、
うん、もう行くしかないですよね。
ということで今回お邪魔したのはおなじみ「慶応仲通り商店街」の中にある「SWANLAKE Pub Edo 田町店」(スワンレイク パブ エド)さんです。
田町駅の西口から徒歩5分、都営浅草線三田駅からは徒歩2分ほどの場所にあります
お店がオープンしたのは2年前(2016年4月)。最近人気のクラフトビールを提供しているお店なのですが、その最大の特徴は、ブルワリー(ビール醸造所)直営店だということ。
醸造所直営。もうこれだけで美味しそうな気がしちゃいませんか?早速、店長の大塚さんにお話を伺いました。
大塚さんのおっとりとした独特の雰囲気もこのお店の魅力
田町新聞
「ビール醸造所の直営店とのことですが、ビールはいつからどこで作っているんですか?」
大塚さん
「株式会社天朝閣グループという、新潟でブライダル事業などを展開する会社が、今の社長になってから、本社のある新潟でビール作りを始めたんです。ビール醸造は今年で21年目になります」
田町新聞
「あ、もともとはブライダル事業などを展開している会社さんなんですね。ではなぜ今の社長はビール作りを始めたんでしょ?」
大塚さん
「実は社長は双子で、ふたりとも社長として経営をしているのですが、大学のときにアメリカに行った際に飲んだクラフトビールの美味しさに感動し、自分たちも地元のおいしい水を使って作ろうと、ビール醸造を始めたようです」
ちなみに現在はお兄さんが飲食店・ブライダルウェディングを、弟さんが醸造・食品パン菓子製造販売を担当されているそうです。兄弟二人で会社経営って何か仲良さそうでいいな〜。
醸造所のそばにある瓢湖(ひょうこ)という湖に、冬場たくさんの白鳥が訪れることから、ブランド名は「スワンレイクビール」に。また、双子の兄弟で始めたことから、ロゴには二匹の白鳥が描かれています。兄弟で支え合っている感じがして素敵!
店内はこんな感じ。決して広くはありませんが、そこが逆にパブらしく、仲間とワイワイおしゃべりしながらビールを楽しむのにぴったり。また、カウンターがあるので、一人でもふらっと立ち寄れます
店内中央の壁にはビールタップがズラリ。ここからビールが出てくるってだけでテンション上がっちゃうよな〜
外の通りからは見えませんが、奥にも4人がけのカウンターが。ちなみに奥の壁に貼ってあるドーナツ状の丸いシートは、ビールの樽に貼ってあったものだとか
田町新聞
「店名の“Edo”は東京の“江戸”から来ているんですよね?」
大塚さん
「あ、はい、東京の“江戸”という意味と、あと実はクラフトビールの技術指導をしてくださったアメリカの方が“エドワード”さんというお名前で、その2つをかけています」
田町新聞
「あ、そうだったんですね〜。なんかほっこりするなぁ」
現在は東京で7店舗営業されていて、そのうち4店舗が田町店同様、パブ形態だとか。
田町新聞
「ビールは何種類から選べるんですか?」
大塚さん
「常時16種類ほど用意しています。例えば今は13種類がスワンレイクで製造しているもので、残りの3種類は他社さんのビールです」
田町新聞
「スワンレイクさんのビールだけで13種類もあるんですね!」
大塚さん
「定番ものが5種類、残りは限定ものという感じで、時期などによって内容が変わります」
定番ビールは「ゴールデンエール」「越乃米こしひかり仕込み」「ホワイトスワンヴァイツェン」「アンバースワンエール」「ポーター」の5種類。この中から3種類を選ぶテイスティングセットは150ml×3で1,100円(19時までは1,000円)なので、悩んだらまずはここから試してみるのも良さそう
例えば取材時は、セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」さんとのコラボビールや、「本間イチゴ農園」さんとのコラボビールも。訪れるタイミングによって異なる味のビールに出会えるのも魅力のひとつ
田町新聞
「スワンレイクビールの特徴はなんですか?」
大塚さん
「全体的に“癖がなくて飲みやすい”ことですかね。例えば今流行りのIPAも一般的にアルコール度数が高くて苦味が強いのが特徴なんですが、うちのIPAはその中でも苦すぎず飲みやすいと思います」
田町新聞
「あ〜そうなんですね〜、お話していたらやっぱり飲みたくなってきた・・・いいですか?お願いしちゃって」
大塚さん
「は〜い、じゃあ注いできますね」
さすが、慣れた手つきでビールが注がれていきます
田町新聞
「こちらのお店ではビールは生ビールのみですよね?瓶ビールは扱っていないんですよね」
大塚さん
「え〜と・・・、確かに瓶ビールは扱っていないのですが、樽に詰めているか瓶に詰めているかの違いでどちらも生ビールですよ」
田町新聞
「え!!す、すいません根本的なことをわかっていなくて・・・汗 昔からお店で生ビールにしますか?瓶ビールにしますか?なんて聞かれるもんだから、てっきり違うものだと思ってました」
大塚さん
「熱処理を行っているかいないかの違いで、現在は一部のビール以外は熱処理を行っていない、つまり生ビールですね」
田町新聞
「なんとー!!そ、そうだったんですね。お恥ずかしい。勉強になりました」
ちなみにビールの樽も種類があるそうですが、継ぎ手は主に2種類で、変換すれば壁に備え付けのサーバーに接続できるとか。だから海外のクラフトビールなど色んな場所のビールを楽しめるんですね。
田町新聞
「そういえば、大塚さんは元々ビールが好きでこの仕事に?」
大塚さん
「いえ、実は以前カフェで働いていたんですが、そのカフェが閉めることになって、そこをスワンレイクが引き継ぐという話になって。そのまま私も・・・笑」
田町新聞
「なんと、転職しちゃったんですか!」
大塚さん
「はい、実はそこが現在の代々木上原店なんですが。で、そこから私もクラフトビールについて勉強し始めました」
田町新聞一行が今回お願いしたのは左から「アンバースワンエール」「越乃米こしひかり仕込み」「ポーター」の3種類。カウンター越しの店長もなんだかいいなぁ。「クラフトビールが、お好きでしょ」なんつって。
ぷはぁ〜、たまらん!!
どれも想像以上に飲みやすい!特に「越乃米こしひかり仕込み」はのどごし爽やかで、お米を使っているからか、何だか体に馴染む感じ。田町新聞、一気にこのビールのファンになってしまいました。ビールが苦手な人にも試してほしいなぁ。
あ、ちなみにビールだけでなくワインやカクテル、焼酎、ウイスキー、日本酒、ソフトドリンクもあるので、ビールがそこまで・・・という方もご心配なく。
大塚さんによると生のすだちのさわやかな香りと酸味を味わえるので「すだちサワー」もオススメとのこと
そして、料理もSWANLAKE Pub Edo 田町店さんの魅力。ビールに合うおつまみ系が中心で、ほかのお店ではあまり見かけない新潟の食材も楽しめちゃう。
例えばこちらは「純白のビアンカのロースト」。「純白のビアンカ」ってみなさんご存知でした?新潟県産のブランド豚だそうで、あの濃厚な飲むヨーグルトで有名な「ヤスダヨーグルト」のヨーグルトフロマージュの製造過程でできるホエイ(乳清)を飼料として与えているというだから、もう美味くないわけがない!東京で食べられるお店はまだ少ないようですし、話のネタにも是非食べておきたい逸品です。フライドポテトが添えてあるのもうれしいポイント。
大塚さん
「純白のビアンカのベーコンもおすすめです。ほかにも豆腐やイカの一夜干し、カマンベールチーズなどの燻製はすべて新潟の醸造工場に燻製小屋があってそこで作っているんです」
田町新聞
「なんと!ビールだけでなく燻製も自家製でしたか」
大塚さん
「あと、うちどうしてもロスビールが出てしまうんですが、有効活用するためにハムカツやフィッシュ・アンド・チップスの衣に使っています」
田町新聞
「へぇ〜、ビールを衣に入れるんですか」
大塚さん
「ふわっ、サクッとして美味しいんですよ」
こちらがそのハムカツ。厚みがあってジューシーです
いやぁビールが進みすぎちゃいますね。ほんとビール好きにたまらない料理がずらり。あれも食べたいこれも食べたい!うん、これはまた来るしかない。
ということで、世界で数々の賞を受賞しているクラフトビールに加え、バッチリ合う料理が楽しめちゃうというSWANLAKE Pub Edo 田町店さん。
今、行かないでいつ行くの?
あ〜、田町新聞も原稿書きながらまたビールが飲みたくなってきた・・・
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SWANLAKE Pub Edo 田町店
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