あ~、男に生まれて良かった!
どうも、朝は白ワイン、昼はイタリアビール、夜は赤のフルボディ、
ナイスガイです!(うそです)
紳士のみんな、イタリアンは女子のものだと思ってないか。
本場イタリアでは
オステリアという居酒屋的なお店に紳士たちが集い
気軽にお酒や食事を楽しんでいるらしい。
© OSTERIA RADICI
美味しいイタリアン、食べたくない?
というわけで、
昨年11月に三田にOPENしたばかりのイタリアンレストラン、
「オステリア ラディーチ」に行ってきました!
なんだか上品で重厚な雰囲気・・
基本ビビりの田町新聞は入り口でドキドキしてなかなか入れません。
田町新聞
「こんにちはー・・」
倉島さん
「いらっしゃいませ(ニコニコ)」
代表の倉島さんがさわやかにお出迎え。
だん!
だだん!!
だだーーーん!!!
なんですか、この洗練された空間は。。
まるでイタリアの小道沿いにたたずむ知る人ぞ知るリストランテ的な・・(マンガでしか見たことないけど)
こんな素敵なお店がなぜここに!?
と深読みしたくなるほど駅や繁華街から遠く離れた場所にぽつん。
代表の倉島さん
倉島さん
「三田駅のいちばん近い出口(A6)からは6~7分なんですよ」
田町新聞
「いやいや、、これは完全に地元密着型ですよね!」
倉島さん
「そうですね(笑)、このあたりにはあまりイタリア料理のお店がなかったので・・地元の方や仕事帰りの方に、ゆっくりワインを飲んで食事ができるお店を作りたいと思って。シェフの中村とふたりで始めました」
お料理はもちろん、食後のドルチェや焼き菓子、パンまで手作りしちゃう中村シェフ
おふたりはこれまで目黒と白金台のイタリアンレストランで働いていた仲間だったそう。
倉島さん
「ワインは全てイタリア産、イタリアビールもご用意しています。料理もイタリアの北から南のいいとこどりではありますが、中でもトスカーナ州とプーリア州の郷土料理はおすすめです」
黒板には本日のおすすめメニューがずらり
今回はトスカーナ名物のビステッカ(牛の炭火焼き)と、プーリア特産のお豆料理を作っていただけるそう。
田町新聞
「メニューもオシャレ・・イタリア紳士みたいなイラストがかわいい」
倉島さん
「これは知り合いのデザイナーに描いてもらいました。この文章はわたしが考えたんですけど・・」
“Quelli che se la godono lo sanno quali sono le cose buone”
(遊びを知っている人は、美味しいものも知っている)
田町新聞
「なるほど・・女性は楽しいことや美味しいものに敏感だけど、大人の男性だってもっと自由に、男同士でも楽しんで欲しいというメッセージを感じます」
倉島さん
「実際、男性の方に使ってもらえているのは嬉しいです。
先日も男性4名のお客様ばかりでテーブル席が全部埋まりました(笑)」
田町新聞
「男だらけのイタリアン!!」
倉島さん
「実はそうしたかったことでもあるんです。
イタリアって紳士だけで食事をしていたりするんですよね、日本だとイタリアンっていうと女子会って感じなんですけど。紳士の方にも使ってもらいたいなと思って雰囲気もそんなふうにしたんです」
確かに全体的にシックで甘すぎないところがなにげに男性も落ち着けそう。
男性ひとりとか男同士でも浮かないイタリアンってちょっとないですよね~。
倉島さん
「でもですね・・」
田町新聞
「ん?」
倉島さん
「本当はもうちょっと気軽に入れるようにしたかったんですけど、
イタリアを意識してお店作りをしていたらだんだん重厚感出てきちゃって・・(汗)」
た、確かに、、かっこいいから初回は緊張するかも(いつでも緊張してる田町新聞は置いといて)
でも中に入ったら逆に安心感ありますよー!!
Ciceri e Tria(ヒヨコ豆とタリアテッレ)
倉島さん
「プーリア地方はいろんな文化の影響を受けていて、これはアラブの影響を受けている料理なんです。あとプーリアではよくお豆を食べます。わたしたちもお豆好きですね(笑)
ヒヨコ豆にタリアテッレ(パスタの一種)を茹でたものと揚げたものを混ぜています」
田町新聞
「揚げたパスタがアクセントになって食感が楽しいですね、お豆の味が優しくてほっこり~」
肉食の紳士淑女のみなさん、
お待たせしました。
特に赤身好きならこれは見逃せません!
Bistecca alla Griglia(熟成大沼牛サーロインの炭火焼き)
倉島さん
「うちのビステッカは、40日以上熟成させた熟成牛です。あとこれはシェフのこだわりでもあるんですけど、赤身が結構しっかりしているホルスタイン種の牛で、いちばんいい具合の大沼サーロインを使っています」
中村さん
「炭火は火力が強いので、中にジューシーさを残したまましっかり火が入るように焼き上げています」
田町新聞
「うわー・・美味しい・・・・・(肉トリップ)
全然臭みがなくて炭火でこんがり焼かれた香ばしさとほんのりナッツのような香り・・お肉は赤身でしっかり詰まっているのに柔らかくて噛みごたえもあって、美味すぎる!」
夏向けのドライな白ワインをごくごく
田町新聞
「ワインってよくわからなくてついビールばかり頼んじゃいます・・料理によって赤とか白とかあるんですよね?」
倉島さん
「いえ、赤でも白でもお客さまが好きなワインで大丈夫です。最後までビールだけでもOKです」
ズキューン(ハート)
社会通念にしばられたおっさん、いや紳士の心が・・
解きほぐされるー・・
田町新聞
「こんなにカウンター席があるってことは、おひとりさまもカモーンヌってことですか?」
倉島さん
「はい、大丈夫です。お酒だけという方もいらっしゃいますし、前菜1品だけという方もいらっしゃいます。おひとりさま用にハーフも用意してますので、ご相談ください」
田町新聞
「えー半分サイズだったらあれこれ頼みたくなっちゃう。あ、お店でかっこつけたいとき、最初に何を頼んだらいいですか!?(←通ぶりたい)」
倉島さん
「えっ!?うーん・・
そこはむしろ自由にしていただいた方がかっこいいかな、と(照)
イタリア人って俺が食べたいモノはこれだというのを通す人が多い気がして。食べたいものを食べる!という自己主張の方がむしろかっこいいかな、と思います」
ズキューン(ハート)
ガラスのハートゆえに懐の深さに飢えたおっさん、いや紳士の心が・・
包み込まれるー・・
倉島さん
「あの、このカウンター席にはこだわりがありまして・・」
田町新聞
「えっなになに?」
倉島さん
「お客さまと我々の目線を合わせたかったので高さを揃えています。キッチンをみて見て楽しんでもらえたらなと。また椅子はしっかりクッション性があるので腰痛の方でもこれは大丈夫だとおっしゃってます(笑)」
田町新聞
「わー実際座ってみるとかなり目線高い!けどテーブルも高めだから落ち着くなー。厨房をあちこちまで見渡せて楽しいですねぇ。つい、シェフそれなーに?って話しかけたくなっちゃうけど、お邪魔ですよね・・」
倉島さん
「いえ、むしろ話しかけてください」
田町新聞
「えっ・・でも中村さん、話しかけられて困ったとかないですか?」
中村さん
「(考え中)・・・・・特にないです(笑)」
ズキューーーーーン(ハート)
倉島さんはずっとサービスをされていただけあって、物腰が柔らかくて優しいし、
中村さんは見ていて安心感のある丁寧な仕事ぶりで、シャイな笑顔がス・テ・キ。
洗練された雰囲気にドキドキしていた田町新聞ですが、
おふたりの人柄にもズキュン!(ハート)
田町新聞
「最後に、お店の名前の由来を教えてもらえますか」
倉島さん
「はい。イタリアのカンパーニア地方に“ラディーチ”というワインがあるんですが、このワインが好きなんです」
RADICI(ラディーチ)
田町新聞
「へーワインの名前だったんですね」
倉島さん
「ラディーチの意味は”根っこ”です。
このワインの産地のカンパーニア州はヴェスヴィオ火山があって地震の多いエリアなんです。地震の多い年に地元の人が暗くなってた時、このワインの造り手さんがそれでもこの地に根付いてやっていくぞという誓いをこめてこのワインにラディーチと名付けました。
そのストーリーに惹かれてというか、わたしたちもこの地にしっかり根付いてやっていかないとと思いまして・・」
じーーーーーん
倉島さん
「1998年ヴィンテージのワインで熟成感が素晴らしく、今とても飲み頃ですよ」
田町新聞
「はっ・・いい話すぎて言葉を失ってた!ぜひ田町にラディーチしてください!」
紳士淑女のみなさん、
「オステリア ラディーチ」で細胞レベルの美味しさ、体験してみませんか。
深夜までOPENしているから残業帰りのちょい飲みにもおすすめですよ。
東京都港区芝4-9-9 ワコー三田マンション101
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OSTERIA RADICI(オステリア ラディーチ)
東京都港区芝4-9-9 ワコー三田マンション101
03-6809-4025
営業時間:18:00~24:30(ラストオーダー)
休業日:日曜日
http://osteria-radici.com/
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