PTAのイメージが変わる!?芝浦小学校「すぽふぇす」の取り組み

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私は教員免許を持ち、普段からPTAの役員としても活動しています。そのため、さまざまな小学校の先生やPTAの方々から話を聞く機会が多いのですが、息子が通っている芝浦小学校は、ほかの学校ではあまり見られないユニークな取り組みを行っており、驚かされることが多々あります。

その一例が、9月28日(土)に開催される「すぽふぇす」。このイベントは、一般の方もスポーツ体験やプロレスの試合観戦ができます。

今回はこのイベントを開催することになった背景や思い、特徴についてPTA会長の星さんにお話を伺いました。

ーすぽふぇすが始まったきっかけと、その目的について教えてください
「コロナ前に行われていた“芝浦祭”の代替イベントとして始まりました。芝浦祭は、PTAや親父の会が主催する子供たちのお祭りで、学校内で行われていました。教室を使ったアクティビティや飲食の出店などが特徴でしたが、コロナ禍で開催が困難となり、その代わりに、スポーツをテーマにしたイベントが提案され、子供たちが楽しむことを目的にすぽふぇすをスタートしました」

ーすぽふぇすにはどんな特徴がありますか?
「初年度は体育館でプロレスイベントが開催され、翌年からは屋外での開催となり、さらに盛り上がりを見せました。特に子供たちがプロレスラーと遊び、試合を間近で観戦できるという体験は非常に人気があります。年を重ねるごとに地域の協力が増し、イベント自体が成長している印象です。子どもたちはもちろん、地域の方々に楽しんでいただいているのも大きな特徴です」


ー今年、特に力を入れているポイントは?
「今年の目玉は、やはりプロレス。過去2年間は子どもたちとプロレスラーが触れ合う形でイベントを行ってきましたが、今年はさらに本格的な試合を企画しています。そのほかのスポーツも実際に体験できる種類を増やすなど、かなり楽しめる内容になっていると思います」


ー授業や地域とも連携しているようですが、どのような取り組みをされているのでしょうか?
「すぽふぇすでは、学校の授業と地域活動を上手に組み合わせてイベントを進めています。地域のスポーツクラブや団体と協力し、子どもたちにスポーツ体験を提供するだけでなく、地域の協力を得て、さまざまなイベントを運営しています。

また、地域のボランティアや卒業生たちが手伝いに来てくれることで、地域とのつながりが深まっています。授業の一環として行われるプロレスラーとの触れ合いも、学校やPTAとの連携でスムーズに実現しています」


ー小学校のイベントにプロレスを呼ぶというユニークなアイデアは、どのようにして生まれたのですか?
「実は隣町の芝商店街で行われていたいじめ撲滅チャリティーのプロレスイベントがきっかけです。その団体が地域でいじめ撲滅を掲げて全国で活動していることを知り、芝浦小学校でもイベントの目玉企画としてプロレスを取り入れました。

プロレスは単なるエンターテインメントではなく、子どもたちに対する社会的なメッセージを込めた活動としても意義がありました。プロレスを通じてスポーツに親しみ、さらに人とのふれあいや協力の大切さを学ぶ場となっています」


ー最後に、会長としてのイチオシや、ぜひ注目してほしい企画を教えてください!

「イチオシは、やはりプロレスイベントです。特に今年は、私がお願いしたプロレスラーが試合を行うこともあり、個人的にも非常に楽しみにしています(笑)。また、プロレスラーと子どもたちが一緒に遊ぶことで、通常のプロレス観戦では味わえない特別な体験ができるのも大きな魅力です。

さらに、オープニングを飾ってくれる地域のチアリーディングチームと学校の合唱団にもぜひ注目してください。最後に、PTAの活動全体も注目してほしい部分です。PTAはやらされているものではなく、大人自身が楽しみながら子供たちと一緒に成長できる場だということを、ぜひ感じてもらいたいと思います」

すぽふぇす

開催日:2024年9月28日(土)

開催場所:港区立芝浦小学校

開催時間:8:45〜12:15(芝浦小生徒のみ)、13:35〜17:15(一般)

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