数日前のこと、田町界隈をよくお散歩している気さくなアーティストしゅんさくさんから
「ステキなコーヒー屋さんを見つけたよ!」
という情報を入手。
「いいね!じゃあ取材して~」とお願いしたらこれまた気さくにOK!
・・というわけで
今回は初!しゅんさくさんのインタビュー記事でご紹介いたします。
では、しゅんさくさんよろしく~。
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先月、田町にオープンしたばかりのスペシャルティコーヒーショップ。
とはいえ最近よく耳にする
スペシャルティコーヒーってなに??
てことで田町新聞のスタッフとともにその答えを探すべくお店にお邪魔しました。
田町駅西口から慶応仲通りを抜けて。
三田通りを東京タワーに向かって歩いて数分、そのお店 ‘Passage Coffee’ はあります。
取材当日は晴天に恵まれ白を貴重とした店内に、大きな窓から光が降り注いでいて明るく、やわらかなコーヒーの匂いが充満していました。
早速、外のテラス席で根掘り葉掘り僕の疑問を、このお店をオーナーである佐々木修一バリスタと立ち上げた、バリスタの福島宏基氏にぶつけてみることに。
バリスタの福島さん
さわやかな笑顔と物腰に田町新聞もメロメロ。福島さんに会いに通ってしまいそうです。
オーナーである佐々木修一バリスタは、新宿にある‘Paul Bassett‘(バリスタ世界チャンピオンのポール・バセット氏によるエスプレッソカフェ)で経験を積み、2014年にはエアロプレスの世界チャンピオン(日本人初!)になり、その当時一緒に働いていたバリスタの福島宏基氏と独立開業したお店。
エアロプレス世界チャンピオンの証
え?!エアロプレスってそもそも何???
ということで実物を見せてもらいました。
静かに、丁寧にコーヒーを抽出していくオーナーの佐々木さん
アールヌーヴォーを彷彿させるゆるやかな曲線。
いまにもふわっと浮きそうな繊細な筒状の容器、思わず美しいとため息をついてしまいました。
エスプレッソは専用のマシンで気圧をかけ抽出、ハンドドリップはペーパーフィルターを通し透過、エアロプレスは空気圧を利用してコーヒーを抽出する器具。
見るからにとても繊細で細かい調整が必要なんだろうなと、素人ながら思いました。
コーヒー豆の産地にもこだわり、それぞれの個性を生かした焙煎をしています。お湯の温度やコーヒーを抽出する時間、粉の量など細部にわたり毎日微調整、決して機械では調節出来ない手作業、すべては本当においしいコーヒーを追求しひとりでも多くの人に知ってもらいたいという、ガラスのような透明な純粋な想いに胸打たれました。
なぜそこまでこだわるのか?聞いてみたところ、
「大量生産、大量消費ではなく、ここまでコーヒー豆が運ばれてくるまでに、生産栽培から貯蔵、運搬にいたるまで多くの人の手がかかっているから、そんな貴重な豆ひとつひとつの個性を最大限にひきださないと」
と自然に答えがかえってきて、スペシャルティコーヒーの意味の一部がなんとなくわかったような気がしました。
そして店名をpassage(通過点)と名付けた意図、一粒の豆が海を越えコップに注がれる最後の一滴まで届ける、お店はその通過点であるってことが、用意していただいたコーヒーを飲みながら実感。
こうやって取材している最中にも、様々な人が寄ってオーナーと気軽に話したりして、まだ開店して一ヶ月しかたってないのにかかわらず見事に街の雰囲気になじんでいるなっと。
お店全体に流れる、そんなオーナーを含めたスタッフの方々の作り出す優しい空気が人を呼んでいるんだなと思いました。
ちなみにpassageという言葉には通過点の意味と、もうひとつ寄り道という意味もあります。
是非ふらっと寄り道してください。
コーヒーに関する様々な疑問やどんなコーヒー豆を選んだらいいか、自分に合った味はどういうものなのか?とか丁寧に答えてくれますよ。
店内に並べられているパンは、芝浦にあるブーランジェリー ア ラ ドゥマンドさんから毎朝焼き立てを用意してもらっているそうです。
あと平日の朝10:00まで、モーニングコーヒーとして一杯200円で提供されています。出社や通学前にぜひ立ち寄りたいですね〜
〒105-0014 東京都港区芝5丁目14−16 大正堂ビル1F
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Passage Coffee(パッセージコーヒー)
東京都港区芝5-14-16 大正堂ビル1F
03-6809-3353
平日 7:30~19:00
土日祝 9:00~19:00(不定休)
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