先日、Facebookでもご紹介したのですが、田町で「寺サウナ」なるイベントが行われるという情報を入手。
サウナ大好きな、編集長。いても立ってもいられず、体験に伺いました。
場所はこちら。三田通りを慶應義塾大学から東京タワー方面に少し進んだ細い路地を入ってすぐの突き当たりにある「三田高野山弘法寺」さん
ワクワク!
編集長が今回、どれだけ気合を入れてこの取材に臨んでいるか、わかりますよね?(このイベントに参加するために意気込んで買ったのに、結局誰にも気付いてもらえなかった“サウナイキタイ”キャップ)
なお、こちらのイベント。1時間サウナ体験、30分瞑想体験の計1.5時間で、価格は一人3,000円。一回6名までの事前予約制になっています。6名同時予約で貸し切りもOK(貸し切りの場合は定員8名)
現代風のとってもきれいなお寺。入口付近には待合スペースもあります
企画した武藤さん(左)と高瀬さん(右)にお話を伺いながら体験させていただきました。武藤さん、その肉体はただのサウナ好きではないですよね・・・
おふたりは以前同じシェアハウスに住んでいた仲間。実はサウナがあまり好きではなかったという高瀬さん。2年ほど前に長野・野尻湖のサウナ施設「The Sauna」に行った際、「外で入るサウナってなんて楽しいんだっ!」と気づき、それからサウナにハマったそう。そして、大学生のころからサウナが好きでよく通っていた武藤さんと「いつか東京でも外でサウナを楽しめるイベントを」という話をしていたとのこと。今回、武藤さんの知り合いだったお寺のオーナーから快諾を得て、このイベントが実現しました。
おふたりとも本業がありながら、熱波師の資格を持ち、こんなイベントまで企画しちゃうという、サウナラバーの行動力たるや!
さて、ここからいよいよ実際に体験していきます。
事前にWebで申し込んだ時間になるとスタッフの方が一階入口に迎えに来てくれるので、館内のエレベーターで一緒に本堂(3階)へ移動します。
本堂もとっても立派。まずはここで参拝します。お寺なので、二礼二拍一礼はなし
編集長はととのいますようにとご挨拶いたしました。
続いて5階へ。
入口を開けると・・・
一気にムーディーな空間が 笑
こちら、普段はお寺の関係者の宿泊施設などとして使われているそうです
あ、このネオン風サインいいですね
廊下を進んでまず奥の部屋で受付をおこないます。
受付ではグッズ販売も。弘法寺とのコラボキャラクター「こうぼう君」が入ったサウナハットやタオルのほか、サウナーのバイブル「サ道」のDVD/Blu-ray、SAUNAとROCK好きが作るアパレルとして話題のThe Sauna Stones製Tシャツなど、サウナーにはたまらないラインアップが
検温もしっかり行って、いよいよサウナに入るため、水着に着替えます。あ、ちなみに今回は、年々わがままになっていく編集長のボディをお見せして不快な思いをさせてしまうと申し訳ないので、弟にモデルを依頼しました
男女で別れている更衣室。全体的にスペースに余裕があってとてもきれいな空間
更衣室には一人一着ポンチョが用意されているので、水着に着替えたら持参したタオルとそのポンチョを持って、先ほどの受付の奥にあるサウナスペースへ
さっそく、屋外に置いてあるテントサウナにイン!
こちら、世界一熱くなると言われるロシア製テントサウナ「MORZH」。素材が3層になっていて熱を逃がしにくく、120℃まで上げられる性能があるとか。人が出入りする回数にもよりますが、今回のイベントでは90〜100℃程度での運用を想定しています。
中はこんな感じ。大人が4人入れるほどの空間で、目の前に薪ストーブが置かれています。透明ビニールの窓があるので、圧迫感はなし。薪ストーブの上に置かれた石の上に参加者がアロマウォーターをかけて、自由にロウリュを楽しめるのも魅力
サウナ好きを公言しておきながら、テントサウナ初体験だった編集長。当然ではありますが、いわゆる施設のサウナに比べて空間がかなりコンパクトなので、目の前の石にアロマウォーターをかけると速攻で水蒸気が立ち昇って包まれる感覚に大興奮!こんなのはじめて・・・
あ、そうそうテント内など会場の各所では、ほどよい音量で心地よい音楽が流れているのですが、こちらはサウナーでプロの熱波師でもある人気モデル菅野結以さんが「ととのいミュージックプロデューサー」として選曲されたそう。うん、肩書は名乗ったもんがち。いいと思います 笑
薪はスタッフの方が30分ほどの間隔で投入してくれます
さらに!テント内ではヴィヒタ(主に白樺の若い枝葉を束ねたもの)で身体を叩くマッサージ、ウィスキングも体験できちゃう。空前のサウナブームとはいえ、体験できる施設は少ないのでこれもテンション上がるポイント。しかも、寺サウナでは白樺の代わりにお祓いなどで使われる榊(サカキ)を使用!う〜ん、こういう遊び心好きだな〜。ちなみに榊にはほとんど香りがないそうで、ロウリュでつかうアロマウォーターに浸して使います
テント内には温度計はもちろん、一酸化炭素チェッカーを完備。また、スタッフさんが目の行き届いたサポートをしてくれるので、安全面も心配なし
いい感じで汗をかいたら、外に出て・・・
目の前にある簡易シャワーで汗を流します。くぅ〜〜〜最高に気持ちいい!
それもそのはず、氷がたっぷり入ったお水でキンキンに冷えてやがります。しかも、ヴィヒタまで浸かっているというこだわりよう。いったいサウナーをどんだけ楽しませるのよ!
あ、お寺だけにこれはシャワーではなく水行と呼ぶようです 笑
汗を流したらそのまま目の前のビニールプール(水風呂)へ。そりゃあ自然と顔がにやりってもんですよ。当然ながらビニールプールを使用しているのでこちらの水は冷え冷えというわけにはいきませんが、水行で体をしっかり冷やしておけば問題なし
水風呂からは見上げると空が。大通りから少し入っただけなのに、都心とは思えない静けさです
反対側には専用のととのいスペースもあって、そこには人をダメにする椅子と言われるコールマンの「インフィニティチェア」がズラリ
ととのい体制は万全です
そのほか、室内のくつろぎスペースもあるので、長い時間サウナに入れないという方も心配なし
メニューも豊富でビールやサウナーおなじみのオロポはもちろん、ワイン、シャンパン、日本酒、さらには寺サウナオリジナルカクテル(アルコール・ノンアルコール)まで。シーシャ(水タバコ)も楽しめます
オリジナルカクテルは、西麻布の会員制Bar「Cocktailante Oboro」のオーナーバーテンダーで、プロの熱波師でもある山川さんが開発。北海道に自生するヴィヒタを乾燥させて蒸留器で抽出したフレーバーウォーターを、グレープフルーツジュース+ジン(ノンアルコールには含まない)で割ったドリンクで、カップの縁には乾燥させたヴィヒタをまぶした塩が付いているというこだわりよう。
壁にも貼ってあった寺サウナのかわいいオリジナルキャラクター「こうぼう君」はなんと高瀬さんが描いたそう。さらに、Jリーグで唯一“フロ”が名前に付く「川崎フロンターレ」とのコラボも決定しているとか。サウナブームの勢いを感じるぜ
自分の好きなタイミングでサウナ、水風呂、休憩を楽しんだら1時間のサウナ体験は終了。最後は和室で30分の瞑想体験です。
ポンチョを着て和室で横になると、瞑想体験のための音声コンテンツが再生され、武藤さんのガイド音声がやさしく呼吸誘導から瞑想へといざないます。実は武藤さん、本業はパーソナルトレーナーで瞑想も取り入れているそう。あとで弟に感想を聞いたところ「気づかないうちにトリップしていた。時間が経ったのが信じられない」とのこと
「サウナに入ると自然と自分の呼吸と鼓動に集中していますよね。それってすごい瞑想に近くて。なのでサウナ後はすごい深い瞑想状態に入れちゃってやばいです 笑」と高瀬さん
どうです?これもう体験するしかないですよね?
水風呂の温度など、当然ながら施設と比べるとスペックで劣る部分はあるかもしれません。でも、もうなんていうか、サウナ愛、そして参加者を楽しませようという心意気が随所に感じられてそれだけで十分!いや、むしろここでしかできない体験を存分に楽しませてもらったなぁという感じです。
開催期間は9/5(土)から9/13(日)の土日限定4日間。だったのですが・・・
急遽会期延長が決定!9/24(土)から10/11(日)の土日限定6日間にも開催されることになったそう。やったーー!!ということで、詳しい情報や申込みはこちらから
あ〜編集長もさっそくまた行きたい・・・笑