田町新聞は東京・田町(三田・芝・芝浦・海岸)の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

旬の野菜や果物、キッチンカーなどが魅力のマルシェ。そういえば、誰がどう運営しているの?

突然ですがみなさん、週末に芝浦を歩いていてマルシェ(産地直送の野菜や果物などを販売する青空市)に出くわしたことありませんか?すでに何度か行っているよ!という方も少なくないかもしれません。

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こちらは昨年の12月に芝浦アイランドのプラタナス公園で開催されていたマルシェの様子

で、こちらのマルシェ。「どんな人が?」「どうやって?」「何の目的で?」とか、気になったことありませんか?(編集長はあります。だって公園でイベントとかやってみたいじゃない)

今回は(も!?)個人的な興味を解決すべく、取材に行って参りました!

(コロナの影響でマルシェもしばらく中断していましたが、ついに10月3日(土)、4日(日)から復活!ということで、記事もこのタイミングで公開いたします)

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対応してくださったのは「全国連携マルシェ in 芝浦」を運営しているRIS Design and Management株式会社代表取締役の井本さん。ちなみにこちらのマルシェは、プラタナス公園のほか、芝浦公園でも開催されています(最新のスケジュールはこちら

田町新聞
「さっそくですが、どんな経緯でこの「全国連携マルシェ in 芝浦」を運営することになったんですか?」

井本さん
「私たちの会社、2013年に設立したのですが、実はもともとマルシェの運営からはじまったわけではなくて、最初はいち出店者だったんです」

田町新聞
「あ、そうだったんですね!どんなものを出店されていたんですか?」

井本さん
「千葉県の農家さんの野菜とか果物を買い取って、神田のワテラスマルシェなどに出店していました」

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芝浦アイランドのマルシェでも産直の野菜や果物は常に人気が高いそう

田町新聞
「そもそもなぜマルシェに出店することに?」

井本さん
「大学院の同期3人で会社を設立したのですが、そのうちの一人、櫻井の実家が農家でして。農産物はJAだったり、地元の直売所だったりに卸すのが一般的だと思うのですが、マルシェという新たな販路を開拓することで生産者の方々の支援をできたらいいなという思いがあって」

田町新聞
「なるほどなるほど」

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こちらが大学院からの仲間で一緒に会社を立ち上げた取締役の櫻井さん

井本さん
「とはいえ、農家の方々が自分たちで出店するとなると交通費だったり人件費だったりの問題があるので、私たちで買い取ってマルシェで販売していました」

田町新聞
「そこから今度はどういう経緯でマルシェの運営側に?」

井本さん
「正直、売り上げが思った以上に伸びなくて。それで、自分たちでマルシェの運営をしたほうがいいのではと思うようになりました。運営をしながら自分たちが出店することもできますし」

田町新聞
「マルシェの開催場所はどうしたんですか?」

井本さん
「これは本当にたまたまなんですが、広尾ガーデンヒルズで広告活動をしている代理店の方と知り合って、その方からお話をいただいて。やりたい!とすぐ手を上げました」

田町新聞
「タイミングってあるんですねぇ。でもこれまでマルシェに出店はしていても運営ははじめてじゃないですか。大変じゃなかったですか?」

井本さん
すごい大変でしたね 笑
太陽のマルシェとか、有名なマルシェに足繁く通ってどういう備品で運営しているのかとか色々と観察していました」

田町新聞
めっちゃ怪しい人ですね 笑

井本さん
「最初は自分たちで何も持っていなかったので、テントとかすべて業者さんに借りていて、お金がかかるからその日のうちに返却しないとならないとか、今思えば無茶していたな〜」

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現在はズラッと並ぶ大きなテントやテーブル、椅子などはすべて自分たちのものだそう。設営にも慣れて、1時間程度でできるとか

田町新聞
「でも聞いているとワクワクしますね。マルシェ実現までのサクセスストーリー!実際、マルシェの運営ってどんなお仕事があるんですか」

井本さん
「開催場所との交渉、出店者集め、近隣の方々への告知、什器の手配、出店者の方々のサポート、警備、設営、撤収など、多岐にわたりますが、いちばん大変なのは出店者集めですね」

田町新聞
「出店してくれるお店によってマルシェの魅力も変わりそうですね」

井本さん
「そうですね。1〜2ヶ月前から募集をはじめないと、出店する方々はどんどん予定を埋めていってしまいます。メールや電話でやり取りしたり、別の現場に行ってうちのマルシェに出店しませんかと営業活動をしたりもします」

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「オープンしてしまえば、やることはあまりないです」と言いながらも、会場を回ってお店の方や地元の方と交流しつつ目を配っている井本さん

ちなみに「全国連携マルシェ in 芝浦」はとくにキッチンカーの出店者さんから出たいというニーズが多く、早めに埋まることが多いとのこと。

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実際、キッチンカーはお昼時になるとどこも行列ができていました

田町新聞
「芝浦でマルシェをやるようになったきっかけは?」

井本さん
「広尾ガーデンヒルズのほか五反田などでもマルシェを運営していたんですが、ちょうどその頃、知人が芝浦アイランドに住んでいて、いいスペース(プラタナス公園)があるよ、って聞いていたんです。それで自治会の方にアプローチしてもらって・・・」

田町新聞
「井本さんって、なんでそんな周りの人に恵まれているの!」

井本さん
「いやホントありがたいことに・・・

ただ区の公園で営利行為をするのはどうかみたいな話があって、すぐにはできなかったんです。その後、「島マルシェ」という名前でプラタナス公園でやらせていただいたんですが、こちらも数回で中止になってしまって」

田町新聞
「色々と難しそうですね・・・え、でも中止になってしまってそれからどうしたんですか?」

井本さん
「どうしようもないですよね。島マルシェをやらせてもらって芝浦アイランドが気に入って、自宅も引っ越してきてしまったんですが・・・」

田町新聞
「え!そうだったの!!」

井本さん
「はい、芝浦アイランドに住んでいるのに芝浦アイランドでマルシェはできないという・・・苦笑

当時は主にチラシやパッケージ、Webの制作などを行っていました。ただ、しばらくしたら今度は逆に港区さんの方からお声がかかって。全国連携の施策の一環としてマルシェを実施したいと」

田町新聞
「ホント井本さんはなんか引き寄せる力でもあるんですか?少し田町新聞にも分けてもらえませんか?」

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苦笑しながら軽くスルーする井本さん

井本さん
「なので、全国連携マルシェ in 芝浦には、全国各地域の自治体さんも毎回出店されていて。それもこのマルシェの魅力のひとつになっていると思います」

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昨年12月に開催されたマルシェには、鳥取県北栄町などが出店。通常の長芋に比べて粘りが強いという「ねばりっこ」を棒にみたてた輪なげなど、ほかではなかなかできない体験も・・・

田町新聞
「ちなみに芝浦でのマルシェはすでに認知もされていて、毎回多くのお客さんで賑わっているように見えますがこれからさらにこうしていきたい、といった考えはありますか」

井本さん
「そうですね。今後はワークショップなどお子さんも一緒に楽しめる催しをできたら、と思っています」

田町新聞
「あ〜いいですねぇ。晴れた日に公園で家族みんなでマルシェを楽しむ。幸せな風景が思い浮かびます」

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ただ商品を買うだけでなく、交流を楽しめるのがマルシェの魅力

普段、極度の人見知りな編集長もマルシェではお店の人に「これなんですか?」なんて声かけちゃうもんな〜不思議。

ちなみにRIS Design and Managementさん、最近はキッチンカー事業も展開中。共働きの方々の夕食をサポートするために、マンションの空き地にキッチンカーを誘致するプロジェクト「月夜のキッチン」もお手伝いしているそう。芝浦アイランドなどで行われているので、こちらもすでに利用したことがあるという方いるのでは?

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スクールバスを改造したというこんなかわいらしいキッチンカーで運営されています

ということで「全国連携マルシェ in 芝浦」、今年度はプラタナス公園で10月以降、順次開催予定。マルシェは生産者の方々はもちろん、井本さんなど運営者の方々とも交流できるので、「こんなお店出店してほしい!」「こんな企画はどう?」など、気軽に話しかけてみてはいかが?

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