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今年初開催!「慶仲祭」ってなに!?

前回の記事ではすっかりゆるキャラに心を奪われてしまい
今になって重要なことに気がつきました・・

肝心の「第1回慶仲祭」についてほとんど触れてない!

→前回の記事

お祭りは今週末!まだ間に合うはず!と
慌てて慶応仲通り商店会会長にアポイントを取りお話を伺いました。

第1回ということでまだ誰もその全貌を知らないはずの慶仲祭・・
会長!いったいどんなお祭りなんですか!?

慶応仲通り商店会 会長 湯浅 孝雄氏

「まず慶応仲通り商店街についてお話しておく必要があるでしょう。」

生まれも育ちも港区三田の会長。
これは思ったよりディープな話になるのか・・?

「私が若いころ、この商店街には昔ながらのさまざまな商店があったのですが、
高齢化のためテナントとして飲食店さんに貸すようになり、今ではほとんどが様変わりしました」

「こちらにはたくさんの飲食店があってすごく活気がありますよね。次々に新しいお店も出来てますし・・」

「そうですね。ただ会長をするからにはもっと商店街を盛り上げていきたい!それには昔のように商店街のみんなで協力しなければ・・」

厳しい表情、我々を真正面から見据える強いまなざし・・

この人、本気だ!そして熱い!!

外の気温は30度を超えているけれど、室内はほどよくエアコンがきいて
奥さまが入れてくれたアイスコーヒーもまだひんやりと冷えています。
しかし、この場の空気は徐々に熱を帯びてきました・・!

「そこで昨年、この商店会の名前を元に戻したんですよ!」

え?違う名前だったの?

「私がこどもの頃は、今と同じ『慶応仲通り商店会』という名前だったんだけど、その後『慶応通り振興会』に変わりました。『振興会』という名前は、会としてこれから伸びていく感じがするけれど、もっとお店ひとつひとつのつながりを大切にするには、私には『商店会』の方がしっくりきたんです」

なるほど。
昔のように、ひとつひとつのお店が協力して商店街を盛り上げていきたい!という決意表明のようなものでしょうか。

「まずは『慶応仲通り商店街』を盛り上げるために、お祭りをしようということになり・・」

おおっ、いよいよ本題ですね!

「2週間前に『慶仲祭』をやることに決めました」

えっ・・・!
たった2週間前・・・・・・?

「ははは!ポスター貼ったのもこないだだもの!」

豪快に笑い飛ばす会長。

尋常ではない行動力に失敗を恐れないおおらかさ。
この会長、まだまだ隠し玉を持っているに違いない・・

「『三田納涼カーニバル』と同時開催だからまずカーニバルを見て、その後に『慶応仲通り商店街』に来てもらって、いつもよりおトクにお食事をして満足してもらえたらいいと思ってるんですよ」

「つまり三田納涼カーニバルに乗っかった…いや、一緒に盛り上げようってことですね?」

「うん、そうだね」

「見どころなどポイントはありますか?」

「1番は虎舞(とらまい)です!『三田納涼カーニバル』より30分早いので、まず釜石虎舞連合会の虎舞を見てください!!」

また会長の語調が力強くなってきました・・
これは虎舞に相当なこだわりがありそうです。

「そもそも、なぜ『慶仲祭』で虎舞をやることになったんですか?」

「実は釜石に私の親戚がおりまして、震災後何度か足を運ぶようになったのですが・・、昔の家並みが一軒も残っていないことに愕然としたんです。テレビなどを通して状況は知っていたけれど、実際に見るとすごい衝撃で・・街がなくなっているんです」

会長はそのあとの言葉を飲み込み、ほんの少しの沈黙がありました。

もしも毎日見慣れているこの街が突然なくなってしまったら・・

失った人やものは、日々と一緒に手が届かないほど遠くにいってしまい・・まるで自分の一部を切り取られたように感じるかもしれません。

「それを目の当たりにして、岩手の他、福島や宮城にも足を運びました」

「ボランティアのために何度も足を運ばれていたのですか?」

「いや、ボランティアというより・・とにかくなにかお手伝いしたい!という一心です」

会長の強いまなざしの奥に滲む哀しみから、力強い愛情を感じ取りました!

いま存在しているものをちゃんと見つめて、手をかけて、愛情を注いでいきたい!ということでしょうか・・

それにしてもなぜ虎舞だったのか、気になります。

「虎舞は、釜石虎舞連合会の会長さんと出会ったことがきっかけでした。このご縁は釜石の支援交流になるのではないかと思い、区役所に直談判したり資金繰りをしたり、2年越しでやっと叶いました」

震災後、釜石の人々を元気づけるために復活したお祭りでも虎舞が踊られたそうですね。
その踊りが東京でも見られるなんて、なんだかこちらまで元気づけられるようです!

「ただ・・」

なぜか急に言いよどむ会長。
どうしました?

「20日に地元の釜石で虎舞が集合するお祭りがあるらしいんですよ・・・」

ええっ、翌日じゃないですか!
ていうかこっちに来てる場合・・

いやいや、とにかく見逃すわけにはいかないですね。

「はい、15時30分に理工学院の中庭、18時20分にミュージックステージでも行います。また、『慶応仲通り商店街』にも出没する予定です!理工学院と三田通りのブースでは募金箱も設置しています」

電話着信音(RRRRR)
ここで会長にお電話です。

「あ、ちょっとごめんね」

電話に向かって話す会長はしきりに「竹」とか「笹」とか言っています。
無事電話を終えて、聞き耳を立てていた我々に、

「虎舞で竹?笹?が必要みたいで、今手配してるんですよ!でも結構かかるから七夕で使ったやつでもいいかなと思ってさ、でも5本も手に入るかな・・ははは!」

お祭りは数日後、、

しかしまったく動じていません。

「あ、同じく理工学院の中庭でお子さん向けにゲーム大会をしますのでぜひいらしてください」

「それは大人も参加できますか?」

「大人はダメです!(きっぱり)」

そうですか・・
ダメといわれると無性に気になってしまうものですが、
ここは大人しく引き下がります。

「『三田納涼カーニバル』の方はかなり大がかりなイベントですよね。『三田商店街振興組合』と『慶応仲通り商店会』の共催とありますが、元々2つの商店街で始めたものなんですか?」

「いえ、元々は『三田商店街振興組合』の主催で始まったお祭りです。うちは数年前からお手伝いしていました。あちらの会長と私は同い年でして寅年なんですよ!だからというわけではないですが割と交流はありまして、今では2つの商店街の共催というかたちになりました」

寅年!!

だから虎舞に惹かれたのでは・・と若干脳裏をかすめましたが、話をすすめます。

「たまち~ずを制作した甲斐氏に『慶応仲通り商店街』のブースが出ると聞いたのですが、場所はどの辺りですか?」

「三田通りに面したこの角です」

「そこではなにが待っていますか?」

「いちばん人気なのは『ポン菓子』だね!」

ああ、作るときにボンッとすごい音がする昔ながらのお菓子ですね。
確かにあの爆音と甘い香りはついつい引き寄せられてしまいます。

「ただ前回失敗しちゃって・・」

ちょっとはにかむ会長。

「ポン菓子の歌っていうのがあるんだけど・・」

ポン菓子の歌!?(初耳です)

知ってるよね、の体で話をすすめる会長。

ちょっと待って!ちょっと待って!
慌ててグーグル先生に聞いてみると・・

あった↓

→昨年のポン菓子おじさんとポン菓子の歌

「それを大音量で流しながら、お子さんにレバーを叩かせてボンボン爆発させていたら、目の前の本部ではちょうど来賓の挨拶中だったみたいで・・」

それって・・

「えー本日ここに関係各位の(ボンッ!)をはじめ・・
「ポン菓子の歌~♪」

「盛大に(ボンッ!)されますことに・・」
「ポン菓子の歌~♪」

「お慶び申し(ボンッ!)・・」
「ポン菓子の歌~♪」

みたいなことですか!?完全にコントじゃないですか!
やはり隠し玉持ってましたね。

「後から「あれはないだろう」と非難轟轟でした。今回は気をつけますよ!」

いや、ぜひ再現してください、という言葉は飲み込みましたが、

ポン菓子機のレバーは私も叩いてみたい!

「ちなみに大人もレバーを叩かせてもらえ・・」

「大人はダメです!(きっぱり)」

こうもきっぱり断られると・・・いや、諦めずにもうひと押し!

「こども同伴だったら・・」

「大人はダメです!(きっぱり)」

「こどもっぽい大人なら・・」

「ダメです!(きっぱり)」

・・参りました、完敗です!!

会長曰く、『三田納涼カーニバル』は家族とこどものためのお祭り。
大人はこどもたちが楽しめるように見守りサポートする。
そして、お祭りの後は『慶応仲通り商店街』で乾杯!ということでしょうか。

「天気予報ではくもちのち雨、という微妙な天気ですが・・大丈夫でしょうか?」

「・・・と思いますけどね!」

「あれ、どこにも雨天の場合の記載がないですね・・もしかして今まで雨が降ったことがない?(なーんて)」

「実は今まで中止になったのは41回中、1回だけなんです」

えええええ!!

それは凄い!
以前の体育の日並みに雨が降らないってことですよね!?

「どしゃぶりとか台風じゃない限り大丈夫だと思いますよ」

小雨くらいなら諦めないでいいんですね。
ぜひ折りたたみ傘持参で参りましょう!

いよいよ最後の質問です。

「地元じゃなくても地元ぶってお祭りに参加してもいいですか?ちなみに私は葛飾区出身です」

「もちろんです!ぜひ!!」

最後に完全肯定!

思わず感極まって握手を求めそうになってしまいました。

熱き会長とともにお祭りのお手伝いをしたいっ!という方は下記のお問い合わせ先まで。
お揃いのスタッフTシャツ(たまち〜ずプリント付き※数量限定)がもらえるそうです。

慶応仲通り商店街のお店で参加検討中の方もお気軽にお問合せください。

お問い合わせ先はこちら↓

詳細はこちら↓
慶応仲通り商店街サイト「第1回慶仲祭」詳細

今週末は三田、芝浦でお祭りが目白押し。ぜひご参加ください!

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「第1回慶仲祭」7/19(土)16時~21時
「第42回町ぐるみ三田納涼カーニバル」7/19(土)16時~21時
「芝浦二丁目商店会 納涼盆踊り大会」7/19(土)~7/20(日)18時~21時

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後日談:
「ちなみに、笹は調達できたんですか?」
「出来た!!(満面の笑顔)」
・・無事購入されたそうです。

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