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パッと見ショールーム、だけどお花屋さんな「芝浦フラワーガーデン」

みなさんお花は好きですか?

お近くの方は見かけたことがあるかもしれませんが、芝浦の元倉庫だった第三東運ビルにお花屋さんっぽくないお花屋さんがあります。

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どうみても企業のショールーム!
(今年の春頃の写真です)

実は田町新聞編集部と同じビルなのですが、気になりつつも何年も謎のままだったのでついにふくへんが行ってみました。

よく見るとお花や器にプライスタグがついていて売っている風だけど、店員さんもいないしお花屋さんらしき看板もない。さらに奥には巨大な倉庫があるらしい。

絶対ふつうのお花屋さんじゃない・・

田町新聞
「あのーここってお花屋さんで合ってますか?」

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(右)株式会社マグナ フラワーインテリア課 銀座フラワー4丁目店長 三浦 道太さん
(左)株式会社マグナ フラワーインテリア課 松木 大輔さん

三浦さん
「はい。お花屋さんで大丈夫です。
「株式会社マグナ フラワーインテリア課」のオフィス、ショールーム、銀座にある「銀座フラワー4丁目」のバックヤードも兼ねてます」

田町新聞
「え、「銀座フラワー4丁目」って・・あの銀座4丁目のお花屋さんですか?日本一地価が高いといわれる交差点にある三愛ビルの1階ですよね。銀座のド真ん中じゃないですか!そんなセレブCITYのお花倉庫がなぜ芝浦に・・」

三浦さん
「ここでは元々「ドトールフラワーガーデン」といってドトールコーヒーにお花を卸す事業をしていたんです」

田町新聞
「えっ、ドトール?に、お花・・??」

三浦さん
「ドトールでは昔から店内に生花を飾っているんですよ。なかには飾っていないところや造花の店舗もあるんですけど。いまでも全国のドトールに出荷していますよ」

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松木さん
「倉庫を見てみますか?」

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お店の奥にある倉庫の入り口・・

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オープン!

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どん!!!

一瞬コストコかと思っちゃうほど余裕のあるバックヤード

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お花用の保冷庫もあります

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ドトールへ出荷準備OKなお花たち

田町新聞
「へーー。ドトールのお花を作っている会社だったんですね。」

三浦さん
「マグナ本社は芝浦の大友ビルにあって、主にコーヒーマシンの卸売りや店舗や厨房の施工などの事業をしていますが、フラワーインテリア課は元々はドトール内にあったセクションです。ドトールからマグナに移って、2012年にフラワーインテリア課だけこちらに移転してきました。マグナは100%ドトールの子会社なんです」

田町新聞
「なるほど!ドトールの子会社だから・・あっっ、だから三愛のお花屋さん(銀座フラワー4丁目)のとなりがドトール!?」

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三浦さん
「そうです。「ル・カフェドトール」ですね。
銀座の並木通りには「ロイヤルクリスタルカフェ」があるんですが、ドトールの創業者(鳥羽名誉会長)のカフェです。そのお店に飾るお花もこちらで作っています。
ちなみにドトールは芝浦発祥です。本社が芝浦にあったんです」

田町新聞
「えーー!ドトールって芝浦発!?だから田町界隈にドトールがいっぱいあるんですかね」

三浦さん
「そういわれれば結構ありますね(笑)当時FCだったんで近いところから営業したはずですよ」

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田町新聞
「じっ・・
もしかしてこのコーヒーも・・・」

三浦さん
ドトールコーヒーです!ご来社されたお客様にお出ししています」

田町新聞
「キタキタキターー!!」

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つい盛り上がってしまったが、ふと気づくとさっきからドトールの話しかしていない。このままではドトールの記事になってしまう・・話をいったんお花に戻します。

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田町新聞
「こちらでは「銀座フラワー4丁目」のお花と同じものが購入できるってことですよね。お花の品揃えに特徴はありますか?」

三浦さん
「お花には秀、優、良と等級があって、いちばんいいランク(秀)のものを仕入れています。昔は花市場のセリに行って目利きで買っていたんですけど、いまは仲卸さんに注文して買っています」

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朝8時~、市場から花が届くとスタッフみんなで一斉に水揚げ作業。花を包んでいる新聞紙を全部はずして状態をチェック。もう一度きちっと新聞紙を巻きなおし、根元を切って水を張った桶につけ、「銀座フラワー4丁目」がオープンする前に車に積んで持っていくそう。

田町新聞
「銀座クオリティってこと・・?」

三浦さん
「例えば「プロポーズのためのバラの花」と「安くて量があればいい」という用途では違いますよね。銀座という場所で使われるお花にはいいクオリティが求められるということでそういう秀品を揃えるようにしています」

田町新聞
「じゃあお値段もそれなりに・・」

三浦さん
「いや、こちら(田町)では価格を抑えているのでかなりコスパいいと思いますよ」

松木さん
「ラッピングではトレンドも取り入れて素材を探して、そのまま使うんじゃなくてオリジナルを意識しています」

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表と裏で色が違う素材はお花のラッピングにこだわる韓国で昨年すごく流行ったそう。

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仕上がりはこんな感じ!ラッピング1枚でスッキリまとまっているのに華やかです。

三浦さん
「花束などの小さなものからグリーン、ウェディングの装飾まで対応できます。大きなものは協力会社に頼んで基本的に全部対応できます」

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バックヤードでは某ファーストフード店を飾るフェイクグリーンのパネルを制作中

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空港のファーストラウンジを彩るお花もマグナさん制作・・映えすぎる!

田町新聞
「田町ではどんなお客さんが多いですか?」

三浦さん
「このビル内やご近所の法人さんが送別や誕生日などで使ってくれています。あとは入社式やパーティーの装飾ですかね。胡蝶蘭(こちょうらん)はコスパ良くハイクオリティのものということで、品質にこだわった産地のものを入れています。品質がいいとずっときれいな花が見られるので贈り先での印象もよくなります。会社向けには観葉植物も送りますね」

田町新聞
「法人さんが多いんですね。
こちらではお花の販売以外にどんなお仕事をされているんですか」

三浦さん
「マグナはコーヒーマシンの卸売りをしていますが、お店にコーヒーマシンだけあってもしょうがないじゃないですか。厨房が必要になってきますよね、そうなるとデザインも必要になって、それだけじゃ寂しいので花とかグリーンも必要だよねと・・」

田町新聞
「あっ、お店丸ごと請け負えるということ?」

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三浦さん
「そうです。なぜコーヒー会社が花を?と思われるかもしれないですが、そういう主旨でやっているんですよ。1980年頃、ドトールコーヒーの会長(鳥羽名誉会長)が「コーヒーだけじゃ殺風景じゃない?だったらお店にお花とかグリーンがあったらいいよね」って発想からコーヒー屋なんだけど花もやろうということになったんです」

田町新聞
「なるほど!当時からつながっていたんですね。
ちなみにお花屋さんとしては「マグナ」さんと呼べばいいですか?それとも「フラワーインテリア課」さん?」

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三浦さん
「社長は「銀座フラワー4丁目ファクトリー」といっていますけど、芝浦のお花屋さんとしては「芝浦フラワーガーデン」の方がわかりやすいかもしれないですね。こういう店内のデザインは僕がやったんですけど・・」

田町新聞
「えっ、三浦さんはインテリアデザインをする人? 」

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「こういうデザインを考えるのが好きなんです」と、店内を指差す三浦さん

三浦さん
「僕は松木さんと同じ時期に銀座や錦糸町のお店で働いていましたが、元々花業界でブライダルをメインに会場全体の装飾などの仕事をしていました」

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松木さん
「僕はこちらのバッグヤードでドトールに送る店舗フラワーの制作から梱包、出荷を行っていました。それから銀座店で店長を3年程務めて今年からこちらに戻ってきました」

田町新聞
「お花屋さんって女性が多そうだけどお二人とも男性・・元々お花が好きだったんですか?」

松木さん
「僕は絵を描いている友人がいてお花の写真をよく撮っていたんです。それがすごくきれいで感動しちゃって。お花の仕事を見つけて応募したらそれが葬儀のお花の仕事で。お花を制作してお寺に行って祭壇を組んでバラシてをスピードでやって・・過酷な肉体労働でした(笑)他にブライダルや小売の仕事も手伝って働いているときに、知り合いの方に誘われてマグナに入社しました」

田町新聞
「急激にすごい経験値積みましたね!」

三浦さん
「僕は花というより風景が好きなんです。北海道の名寄のひまわり畑とか、野に咲いている花の風景、ランドスケープです。旅が好きでそういうところに行くことが好きだったんです。ブライダルの仕事も会場全体を作るから風景に近くていいなと思って」

田町新聞
「花のある風景を作っていたんですね」

三浦さん
「あ、好きな花ありました。睡蓮(スイレン)です」

松木さん
「睡蓮は三浦さん育ててましたよね」

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田町新聞
「睡蓮って上野の池に生えているやつですか?」

三浦さん
「あれは蓮(ハス)なんです。全然違う種類のもので、蓮も大好きで育てましたけど難しかったです。睡蓮の方がかんたんで、香りが最高なんです。池の中に生えているので普通の人は嗅がないと思いますけど(笑)」

田町新聞
「自分で池を作るか池に入らないと嗅げないですよね、難易度高い(笑)睡蓮はさすがにこちらでは売ってないですよね」

三浦さん
「水に浸かっているから鉢植えと同じ扱いですね。1回売ってみたけど全然売れなかった」

田町新聞
「売ってたんですか!?」

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三浦さん
「趣味で置いちゃって(笑)ごめんなさいね。これだけですよ、花で楽しいのは(断言)熱帯睡蓮をベランダの水槽で育ててました。カエルが乗るようなちっちゃな葉っぱがどんどん出てきてかわいんですよ、これが(笑)」

田町新聞
「睡蓮への愛が強い(笑)」

三浦さん
「ぜひ機会があれば育ててほしい。誰も育てないと思うけど・・(笑)」

田町新聞
「最後に、芝浦フラワーガーデンさんの特徴を教えてください」

三浦さん
「待ち時間にコーヒーが飲める(笑)コーヒーはドトール、マシンはマグナです。ドトールではコーヒーに花、ここでは花にコーヒーがついてくるから逆バージョンですけど。マニアックな要望にも応えられると思います。たまに小さいブーケや鉢物などのアウトレット(特価品)もあります」

松木さん
「一般の方は入りにくいイメージがあるかもしれないですけど、お気軽に入っていただければ中に呼び鈴がありますので。もっと入りやすいように今度看板もつけようと準備しています」

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田町新聞
「松木さん優しいから男性もお店に入りやすそう」

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松木さん
「いや、女性の方がいいんじゃないですかね・・(笑)
僕でよければ対応させていただきます。コーヒーと言っていただければ持ってきますので(笑)」

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これからの季節はあじさいやシャクヤクの他、人気のひまわりもシーズンを迎えます。
芝浦フラワーガーデンで元気いっぱいなお花たちに出会ってみませんか。
花束やアレンジなどで希望のイメージがある場合は事前に電話注文がおすすめです(当日注文の場合はおまかせになります)

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芝浦フラワーガーデン
港区芝浦 1-13-10 第三東運ビル 1F
TEL:03-3455-6462
平日 10:00-18:00
土日祝休み
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