「リーダー育成講座」なんて聞くと、なんだか固そうというか、難しそうというか……
分厚い資料があって、難しい経営用語が飛び交って、先生の話をじっと聞く。そんなイメージありませんか?
でも、港区立産業振興センターで開かれている「実践型リーダー育成講座」は、どうやら少し違うらしい。
今回紹介するのは、11月から始まる新しい講座。その前に、現在進行中の講座を見学させてもらいました。お話を伺ったのは、講師を務める渋谷健さん。

一方的に聞く講座ではなかった
講座は全13回。基本はオンラインで進みつつ、キックオフや中盤、ラップアップなど、節目ではリアルに集まる。毎週オンラインで考えを深め、ときどき顔を合わせて対話する。そんな進め方だそう。
渋谷さんの講義を一方的に聞くというよりも、参加者同士がグループを作り、その場で話し合う時間が多いとのこと。正直、田町新聞のようなちょっと人見知りの人間からすると、「え、他の参加者と話すのか……」と少し身構える。笑
でも、きっとそれは最初だけ。
自分の仕事や組織の課題を持ち寄り、他の人の視点を聞く。何度も顔を合わせるうちに、少しずつ関係性ができていく。むしろ、こういう場が苦手だと思っている人ほど、参加してみると世界がぐっと広がりそう。

講座というより、大人のゼミに近い
渋谷さんは、アクセンチュアや国内ベンチャー、大手企業の戦略部門などを経て、2014年にフィールド・フロー株式会社を設立。オープンイノベーション、地方創生、新規事業、地域活性化など、企業や自治体との共創プロジェクトを数多く手がけてきた方。
港区立産業振興センター内では、一般社団法人Creative Guildの活動も展開している。
この講座で大事にしているのは、「知識を入れること」よりも、「実際に動けるようになること」。参加者は対話しながら考え、AIも使いながら、具体的なアクションに落とし込んでいく。
講座というより、大人のゼミ。そんな感じが近い。

人を通して、可能性が広がっていく
さらに、この講座の面白さは、学びだけで終わらないところにもある。
全13回あるので、参加者同士のコミュニケーションも自然と深くなる。港区立産業振興センターとのつながりもできる。いろいろな人やプロジェクトをつないできた渋谷さんが講師なので、具体的な相談もしやすい。
「こういうことをやりたい」
「こういう人とつながりたい」
そんな話が、講座の中や前後の雑談から広がっていく。
講座を聞きに行く、というより、人を通して、組織を通して、施設を通して、自分の可能性が少しずつ広がっていく場所。そう考えると、実践的だし、かなりオトクだ。
AIの実践的な話も聞ける
もうひとつ印象的だったのが、AIの話。
渋谷さんはかなり早い段階からAIを本格的に活用してきた方で、講座の中でもAIは自然に使われている。
取材時にも、英会話の音声学習にAIをどう使っているか、といった小ネタをさらっと紹介していた。こういう話、普通に聞きたい。
AIが急速に広がる中で、「自分の仕事はどうなるんだろう」と漠然とした不安を感じている人も多いはず。でもこの講座では、AIを怖がる対象としてではなく、一緒に考える相手として扱っていく。
AI時代だからこそ、人がどう考え、どう動き、どう周りを巻き込むか。
その感覚を、実際に手を動かしながらつかめるのは大きい。

新しい講座は11月からスタート
次回の「実践型リーダー育成講座」は、2026年11月11日から2027年2月10日まで、全13回で開催予定。港区立産業振興センターとZoomを組み合わせたハイブリッド形式だ。
対象は、中小・ベンチャー企業の経営者や中間管理職、プロジェクトマネージャーなど。大企業の方も受講できる。
最近、仕事の中で「このままでいいのかな」と感じている人。チームをどう動かせばいいか悩んでいる人。AI時代に、自分の役割をもう一度考えたい人。そういう人にとって、ちょっと視点を変えるきっかけになるかもしれない。
申込締切は10月15日。気になる方は、ぜひ港区立産業振興センターの公式ページをチェックしてみて。
実践型リーダー育成講座
講座というより、大人のゼミに近い実践型プログラム。
- 住所
- 港区芝5-36-4 札の辻スクエア 10F 港区立産業振興センター
- 営業時間
- 2026年11月11日〜2027年2月10日(全13回)
- WEB
- 公式サイトを見る
