田町エリアに住む共働き家庭の「放課後、どうしよう?」をサポートする学童保育「えすこーと田町芝浦校」。2024年2月にオープンして1年。すでに約30名の子どもたちが通い、新1年生の申し込みも続々と入っています。
運営するのは、Aremo株式会社代表の田中夏美さん。

子ども好きの原点は“おばあちゃん”
田中さんのおばあちゃんは、病院で働く職員のお子さんを預かる保育所で勤務していたそう。「大人になっても1時間ぐらい電話するほど仲が良かった祖母の影響をどっぷり受けて、子ども好きに育った」という田中さん。
高校生のころには、児童虐待などの悲しいニュースを目にするたびに、「私に何かできることはないだろうか」と考えるようになりました。とはいえ、何をしたらいいかわからない。「まずは社会を経験しておこう」とキャリアをスタートし、アクセンチュアやリクルートで社会人経験を積みました。
「でも、やっぱり子どもに関わる仕事がしたいという気持ちはずっと消えなくて。子どもが生まれて、保護者として当事者になり、そろそろ本格的に自分で何かやりたいなと思ったんです」
そんな中で出会ったのが「学童」という業態。
「共働きの親御さんたちの力になれるし、このエリアには学童が少ない。だったら、私がやろう!と決めました」
オープンしたのは、芝浦2丁目にある新大友ビルの5階。

実際に入ってみて驚いたのが、眺望の良さ。建物裏側が運河に面していてしかも、その先は芝浦公園!芝浜小学校もすぐそこです。

「小1の壁」、知っていますか?
「共働き家庭にとって、小学校入学は大きな壁になる」と田中さん。
保育園は18時や19時まで預かってくれるのに、小学校に入ると14時ごろには授業が終わってしまう。5〜6歳の子どもが何時間も留守番するのは危険だし、親も仕事を早く切り上げられない。これがいわゆる「小一の壁」です。
公立の学童や児童館もあるけれど、大きな部屋にたくさんの子どもがいて、大人がそれを見守るだけ。
「安全な環境ではあるけれど、それだけなんです。宿題を見てもらえるわけでもないし、勉強のフォローがあるわけでもない」
塾と児童館の“いいとこ取り?”
その点、「えすこーと田町芝浦校」は、
・少人数制できめ細かくサポート
・宿題の面倒まで見てくれる
・送迎サービスありで忙しい親も安心
といった特徴があります。
「塾と児童館のあいのこみたいなイメージを持っていただくといいかなと。まず“おかえり〜”と受け入れて、『今日は宿題何が出た?じゃあこれを終わらせてからおやつ食べようね』って」
さらに英語・書道・絵画などの習い事も充実。オプションで「このドリルをやってほしい」など、親御さんの希望に応じた個別指導にも対応しています。
個別指導用の個室も完備。

また、夏休みには特別イベントも開催。「ずっと教室内だと飽きちゃうので、お出かけ企画も用意しています」。昨年はアンデルセン公園へお出かけ。みんなで大はしゃぎでした」
学童って、毎日通わないといけない?
「学童って、毎日通わないといけないと思われがちですが、うちは週1回や習い事だけの利用もOK。必要な時に使ってもらえたらうれしいです」と田中さん。
ただ預ける場所ではなくて、子どもたちが安心して成長できる場所。気になった方は、ぜひ一度見学に! 実際に雰囲気を感じてみてください。