専門店だから味わえる至高の味 ~おにぎり専門店米農園~

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日本人のソウルフードの一つといえば、おにぎり。朝食やお弁当、夜食で食べたりと食生活に欠かせない存在です。また、最近では海外に進出している専門店があるなど、外国の方にも人気があるようです。

2023年8月にオープンした「おにぎり専門店米農園」はその名の通り、おにぎりの専門店。最近各地で増えていて、田町にもいくつかお店がありますが、米農園さんはどんな特徴があるのでしょうか。取材に伺ってきました。

まず驚くのはメニューの多さ。その数なんと40種類。「おにぎり専門店だからこそできることを」という代表・福田さんの思いのもと、定番のものから「米農園」でしか出会うことがないものまで、様々なメニューがあります。


なかでも人気No.1が「卵黄+肉そぼろ」。特製のタレを使い水分がとぶまで弱火でじっくり炒めた肉そぼろと、特製のタレに8時間漬け込んだ卵黄がお米とマッチし、絶妙なハーモニーを奏でます。

カウンター越しに目の前で握るところをみられるのも、米農園さんの特徴。私も「肉そぼろ+卵黄」を握るところを見せていただきました。たっぷりのご飯(約150g)にこれまたたっぷりの肉そぼろを詰めて、ふんわりと優しく握った後にツヤツヤの卵黄を上に乗せ、最後に海苔で包み込むという流れは、動きに無駄がなくなめらか。目の前で自分がオーダーした具材が立派なおにぎりに変身する姿を見れるのは、とてもワクワクします。

福田さんのオススメは人気No.2の「筋子+しゃけ」。卸業者から毎日仕入れて店内で仕込んだ紅鮭と筋子が、「最初の一口から最後まで」ぎっしり詰まった贅沢なおにぎりです。

ほかにも「明太クリームチーズ」「旨辛高菜ラー油」「こんぶマヨ」などなど、どれも美味しそうなものばかり。メニュー表にはお店の人気メニューが記載されているので、どれにしようか迷ったらぜひ参考に。季節限定メニューもあるので、まず飽きる心配はなさそうです。ちなみに10月は「3種キノコとマツタケの炊き込みおにぎり」。キノコとマツタケの風味がたまらない、秋の旬を感じられる豪華な一品です。

お米はなんと月替わり。「米マイスター」と一緒に厳選し、季節毎に品種も変えています。10月は「雪若丸」という山形県のブランド米。同じく山形県産の「つや姫」の弟分として誕生し、小粒ながら食べ応えがあり握りたても冷めても美味しく、おにぎりにぴったりだそう。大森の老舗から仕入れる海苔は、あえて固めのものを使用。時間がたっても柔らかくなりすぎず、歯切れ良い食感が残るものをチョイスしています。お塩は沖縄県産の特別な焼き塩を使用。随所にこだわりが散りばめられています。

おにぎりと一緒にぜひ食べて欲しいのが、お店オリジナルの「とん汁」。お野菜・お肉がたっぷりで、おにぎりと交互にいただくと幸せが倍増。店内でいただく場合はカウンターに置かれた「柚子胡椒」や「柚子七味」で味変も楽しめます。

店内はもちろん、テイクアウトでも握りたてを持ち帰れるのがポイント。出勤途中など、急いでいる方は店内のショーケースから選んで購入もできます。朝の時間帯は「500円パック」を販売。こむすび×2個と、お新香や卵焼きといった日替わりおかずのセットで、オープンから30分たたずに売り切れてしまうこともある人気商品です。

代表の福田さんは親戚に飲食店経営者がいた影響もあり、飲食業に興味を持つようになったそう。高校卒業後、施工管理の仕事を経験した後、地元の兵庫県から上京しました。渋谷の専門店で食べたおにぎりの味と、お客さんの目の前で握り提供するというスタイルに感銘を受け、そちらのお店で修行させてもらうことに。今年、念願かなって独立。「米農園」をオープンしました。お店を田町に構えた理由は、「限られたお昼休憩時間の中で、さっと食べられるおにぎりはオフィス街に需要があるのでは」と自身も会社員を務めた経験から。

手軽に食べられて満足度も高いおにぎりは、オフィスワーカーはもちろん、近所に住んでいる人々にとってもありがたい存在のはず。「お客様に感動と驚きをお届けしたい」という代表の想いがつまったおにぎり。ぜひご堪能あれ。

おにぎり専門店米農園

住所:港区芝5-21−15

営業時間:8:00〜20:00

定休日:日曜日

Web:https://onigiri-komenouenn.jp/

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