葛飾北斎の「冨嶽三十六景」をイメージしたかき氷 ~ 7月28日まで!慶應義塾大学のクラシックなカフェで楽しめる ~

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慶應義塾大学三田キャンパスの東門そばにある慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo:ケムコ)では7月15日まで、“「さすが!北斎、やるな!!国芳」-浮世絵のマテリアリティ”が開催されています。

葛飾北斎・歌川国芳の浮世絵を拝観できる(しかも無料!)ということで、多い日は平日1日100名ほど来館者があるほど人気の展示となっているそう。(慶應義塾(高橋誠一郎浮世絵コレクション)所蔵(一部別所蔵あり)の展示)

社会や美術の教科書などで目にしたことのある浮世絵。本物を間近で見ると、雪のひとひらや髪の毛1本の細部までしっかり見ることができ、写真だけでは気づかなかった質感や色合い、その美しさに感動もひとしおです。また、北斎と国芳それぞれの浮世絵を比較できる展示もされていて、二人の個性の違いを楽しめます。

大学のミュージアムということでハードルが高そう、難しそうというイメージがある方も心配なし。例えば学生スタッフKeMCoM(ケムコム) による企画では、オリジナルポストカードの制作や自分の顔をAIで浮世絵にしてくれる体験が用意されています。自分の顔を浮世絵にしたらどうなるか、興味津々ですね。お子さんや学生さんにもおすすめ。

「あなたは北斎派?国芳派?」というデジタル投票企画もあるので、好みの方に一票を投じてみてくださいね。(*AIの体験は学生スタッフ立会時のみ)

そして、ミュージアムを出たあとにぜひ立ち寄っていただきたいのが、慶應義塾大学三田キャンパスの東門 を入って坂を登った先にある「カフェ八角塔(はっかくとう)」。

あの立派な東門を見ると、「学生や関係者以外は入ってはいけないのでは・・・」と躊躇しがちですが、実は一般の人も利用できます。

カフェ八角塔がある図書館旧館の建物は明治45年完成の重要文化財。店長の平葭(たいよし)さんによると当時は窓から海を眺めることができ、夜は波に映る月を愛でていたそう。ロマンチックですね。

インテリアにもこだわり、当時の雰囲気を感じられるクラシックなカフェとして2年前にオープンしました。

そのカフェ八角塔 が期間限定で提供しているのが同店初となる 「氷菓」。KeMCo×八角塔コラボレーションメニューということで、葛飾北斎の冨嶽三十六景を氷菓 で表現しています。

7月8日まではKeMCo前期展示の「山下白雨」(黒富士)を、7月10日〜7月28日までは後期展示の「凱風快晴」(赤富士)を表現した氷菓 を提供。スタッフのみなさんが何度も試作を繰り返してたどり着いた渾身の氷菓メニューです。

「山下白雨」は、どんより暗くなっていく様子を焙じ茶や竹炭パウダーで、浮世絵版画の「ぼかし」技法のように表現されています。器には竹炭クリームを塗って、山麓の漆黒の闇深さを表し、山頂に浮かぶ積乱雲を甘酒の生クリームで、裾野に走る稲妻はホワイトチョコレートというこだわりよう。

口に入れた瞬間、芳ばしい焙じ茶の味が広がり、氷の中に隠れている北海道産の練乳ソースや粒あんも甘すぎず絶妙なバランスで、最後までしっかり堪能できます。

「凱風快晴」は、杏のシロップがかかった山肌にお好みで別添えのミックスベリーの赤いシロップをかけ、変化を楽しめます。樹海をミントや煎茶の爽やかなゼリーで表現。山頂の雲は、生クリームに酒粕を混ぜたもの。濃厚なクリームチーズのような仕上がりです。暑い夏にピッタリな、甘酸っぱく爽やかな味わい。ふんわりとした氷とゼリーとの食感の違いも楽しめます。

なお、氷菓の提供は15時から18時のカフェタイムのみなのでご注意を。KeMCoで浮世絵を鑑賞したあと、八角塔で甘美な冨嶽三十六景の氷菓を食べながら、余韻を楽しんでみてはいかがでしょうか。どちらもとっても美味しいので、時期を分けて2回(以上)行くのがオススメです!

カフェ 八角塔

慶應義塾大学三田キャンパス内

営業時間:10時〜18時ランチタイム11:00〜14:00(L.O.13:30)/ カフェタイム15:00〜18:00(L.O.17:30)

※14:00-15:00は一時閉店

※氷菓の提供は15時からのカフェタイムのみ

休業日:日・祝日・その他、大学指定休あり

Instagram:@cafehakkakuto

twitter:@cafehakkakuto

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