ジュリアナ東京の跡地って、今どうなっているの?

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「田町って何があるの?」

と聞かれたらみなさん何と答えますか?

いや、編集長も実際たまに聞かれるのですが
正直、これだっ!と言えるランドマーク的なものがなかなか見つからず・・・
「慶応大学とかぁ~、芝浦工大とかぁ~、森永とNECの本社とかぁ~」と答えて
毎回相手をイライラさせています。
でも、20年前だったら違ったんでしょうね。

そう、「ジュリアナ東京」があったころは!!

(勝手な想像です)

ジュリアナ東京は田町にあった
JR田町駅からジュリアナに向かうお姉さま方。(※イメージ)

「ジュリアナートキオー!」のMCで最高潮に盛り上がるジュリアナ東京
お立ち台でジュリ扇を手に舞い踊るボディコンのお姉さま方。(※イメージ)

ということで、今回の主役は

ジュリアナ東京。

ちょうど20年前の1994年8月31日に閉店した伝説のディスコです。
もちろん、そんなきらびやかな場所に編集長は行ったことがありませんが、テレビなどで度々登場しているので、さすがにその存在は知っています。なにやら当時はボディコンを着たお姉さま方が、田町駅から芝浦にあるジュリアナ東京までずらずらっと歩いていたとか!!
今の風景からは想像付きませんね。

今回ご案内いただいたのは、ジュリアナ東京が入っていた第3東運ビルを管理されているイーソーコGroupの弓削 純平(ゆげじゅんぺい)さん。

さわやかな笑顔の弓削さん

残暑の厳しいさなか、さわやかな笑顔で対応してくださいました。

早速、以前ジュリアナ東京が入っていたというビルの1階に案内していただくと・・・

以前ジュリアナ東京が入っていたビルの1階

奥にチラッと見えるスタイリッシュな雰囲気に一瞬、立ちすくみます。
私なんかが近付いては行けないオーラが。。。

しかし、確かにここにジュリアナ東京は存在していたようです。
エントランスの上の壁にかすかに残っているロゴが歴史を物語っています。

確かにジュリアナ東京はここにあったようです
(よ~く見ると“J”の文字が見えるような、見えないような)

恐る恐る、先に進んでみると・・・

出た!ミラーボール!!

ジャーン!!

な、なんと、
ジュリアナ東京はまだ健在だったのかっ!!

と、思いきやこちらはTBWA HAKUHODOという会社さんのエントランスでした。

BWA HAKUHODOさんのエントランス

そう、こちら名前からうかがい知れるように、超有名な広告会社の博報堂さんと世界的に展開されている広告会社TBWA WORLDWIDEさんの合弁会社なのです。日産自動車さんなど、そうそうたる企業の広告を手がけており、内部は機密情報の塊!ということで、今回は残念ながら潜入できませんでしたが、エントランス付近の撮影を許可していただきました。

エントランスは当時のまま

電気自動車用充電スタンドの奥には当時ジュリアナのチケットブースが・・

日産自動車さんの広告を手がけているだけあって、電気自動車用充電スタンドまで完備!ちなみにジュリアナ東京があった当時はスロープで上がった部分にチケットブースがあったそうです。

TBWA HAKUHODO広報ご担当の谷口さんによると、こちらのエントランス部は塗装をし直した程度で、ジュリアナ東京があった当時とほとんど変わっていないとのこと。天井にあるミラーボールは実は当時無かったようですが、あえて作ってしまうところがにくい演出ですねぇ。社内にも1つミラーボールがあるほか、バーカウンターやお立ち台、VIPルームは残っていて、例えばVIPルームは会議室として活用しているそうです。

ちなみに内部は著名な建築家吉村靖孝氏による設計のもと、大幅なリノベーションが行われており、こんな感じ。

TBWA HAKUHODOさんの内部

元々は倉庫用に作られていて窓が無いので、セキュリティーは万全。当然ながら外の光は入りませんが、巨大な梁の下に照明を付けて時間に応じて光を変化させることで、室内でも外の時間感覚を維持できるようになっているのです!

何でしょうかこのスタイリッシュな空間は!

同じ田町に働いていてここまで環境が違うものなのかっ!!
泣きながら叫びたい気持ちを抑えます。

いつか内部も取材してみたいなぁ~
ということで、今回はここで終わり!
でもいいのですが、田町新聞の記事としてはちょっと物足りないですよね?

せっかくなのでイーソーコ総合研究所の弓削さんには引き続きお付き合いいただき、ジュリアナ東京が入っていたビル全体についてもご案内いただきます。

弓削さん再び登場
(え?まだ行くの?)

よその会社とか、普段関わりのないお店とか、
普段なかなか入れない場所を見られるのってワクワクしますよね~

まず、そもそもジュリアナ東京があったビルの場所はどこなのか。
住所は港区芝浦1-13-10。田町駅東口(芝浦口)から徒歩約7分の場所にあります。
というより、読者のみなさんにはボウリング場の「東京ポートボウル」が入っているビルと言ったほうが早いかもしれません。

第3東運ビル全景

このビル、外から見ただけではボウリング場があって昭和感の漂うレトロなビルだなぁといった感じですが、

実は中身がスゴイんです!

8割ほどがリノベーション済みで、TBWA HAKUHODOさんのオフィスをはじめ、シャレオツなオフィスがずらり!! いやぁ、びっくらこきました。

ということで一部をピックアップしてご紹介させていただきます。

ピアノフォルティさんの内部
1F ピアノフォルティ
倉庫をリノベーションした空間にグランドピアノがずらり!こちらは知る人ぞ知る、イタリアのピアノメーカーFAZIOLI(ファツィオリ)の日本総代理店。誰もがご存知の某有名ミュージシャンの方もこちらのピアノを使われているとか。事前に申し込めば指弾ができます。また、修理や調律の腕に定評があり、他メーカーのピアノを持ち込む人もいるそうです。

小輝日文さんの内部
3F 小輝日文
こちらのオフィスもリノベーション済み。ポップで明るい雰囲気で何だか活気を感じますね~。プロ向けに撮影機材のレンタルや技術サポートなどを行っている会社さん。大型の専門的な機材を扱うだけに、広々とした通路など、使い勝手もよさそうです。

アーキタンツさんの内部
4F アーキタンツ
大音量のクラシック音楽にダンサーの息づかいや足音が聞こえてきました。そう、こちらは著名なバレエスクール。メインのスタジオは倉庫部分をリノベーションした天井の高い空間。新たに階段を設置し、上からレッスンの様子を眺められるようになっています。ちなみにアーキタンツさんは建築事務所でもあり、バレエスタジオにオフィスを併設しています。

イーソーコGroupさんの内部
4F イーソーコGroup
今回、このビルをご紹介いただいたイーソーコGroupさんのオフィスももちろんリノベーション済み。ガラス張りのスタイリッシュな雰囲気は、従来の倉庫会社さんのイメージとはかけ離れており、初めて訪れると戸惑うこと間違いなしです。

TBWA HAKUHODOさんの内部
5/6F TBWA HAKUHODO
そもそも第3東運ビルがリノベーションで脚光を浴びるキッカケとなったのが、こちらのオフィス。代官山の蔦屋書店などを手がけた建築家ユニットKlein Dytham architecture(クライン ダイサム アーキテクツ)によるデザインです。受け付けは事務所棟、オフィスは倉庫棟を利用しており圧倒的な開放感!!倉庫を利用したリノベーションオフィスならではといえますね。こちらでは、全社集会やパーティなども行われるそうです。パ、パーティって・・・。ちなみに1Fのオフィス(ジュリアナ東京の跡地)は事業の拡大でフロアを増床してできたそうです。

東京ポートボールさんの内部
7F 東京ポートボウル
続いてフロアを上っていくと「カラーン!」「パカーン!」「ゴロゴロゴロ」とおなじみの音が聞こえてきます。そう、ここはレトロな雰囲気のボウリング場。そもそも TBWAさんが入居先を選ぶ際、「ボウリングの音がするのがいい!」ということでこのビルに決めたという逸話もあるほど。このビルに欠かせない存在と言えます。このビルに入居すれば、ちょっとアイデアに煮詰まったから「気分転換にボウリングしてきま~す」とか社内やお客さんとのコミュニケーションを図るために「打ち合わせでボウリングしてきま~す」なんていうのもありかもしれません。

ボウルを磨くマシーン

ちなみにこちらにはボウルを磨くマシーンまでありました。

色々と見逃せないマシーン

お値段はこちら。「超ピカピカ」と「スーパーピカピカ」の違いは・・・そして「新品同様!」はいくらなんでも大胆すぎやしないか!など、色々と見逃せません。

DIY OFFICE Shibauraさんのイメージ
8F DIY OFFICE Shibaura
空間デザイン・プロデュースを手がけるツクルバさんとイーソーコ総合研究所さんが今年の1月にオープンしたDIYできるオフィス。いずれも10坪程度の小規模向けで賃料が比較的安く、入居時に内装費用50万円をプレゼント、退去時の原状復帰不要など、魅力的な特徴も。で、入居企業はすぐに決まってしまったそうです。田町新聞もここに入りたかったなぁ。

DIY OFFICE Shibauraさんの共用スペース

共用スペースとしてミーティングルームまで完備しています。デザインもいちいちお洒落!

最後に、明日使えるかもしれない小ネタを1つ。

ポップなボーリングのイラスト

ビルの1階のエントランスにあるこちらのイラスト。
実は、東京ポートボウルさんが用意されたものではなく、TBWA HAKUHODOのオフィスを手がけた建築家ユニットKlein Dytham architectureによるデザインだそうです。

う~ん、利便性とか立地とかだけでなく、このビルに対する愛情を感じます。

なんかいいなぁ~

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